4.妹だって悪くない！【北信介】

183.信介side ページ33

信介side






私「....ってことがあってな？
みんな今日はおかしいからこっち来た。」


ア「あいつら何やっとんねんっ！！」


信「授業に間に合うんやったら
好きなだけ居ってええよ。」


練「おん。ゆっくりしてきや。」


私「わーい！やった〜！」






昼休みになって、
急にAが教室にやって来た。


なんやと思て話を聞いたら、
事細かに話してくれたんやけど。


二年連中も、
えらい苦労しとるわ。






ア「それで、Aちゃんは、
信介に何プレゼントするか決めたん？」


私「んー決めてないっ！けど内緒っ！！」


ア「いや決めてないなら
内緒も何もないやろっ！！」


私「ん...？」


練「アラン。今の。
Aちゃんはボケた訳やないと思うで。」


ア「えっ...、ほんまか。。」






アランはツッコまずには、
居られんタイプやからな。


天然ボケなAと居ったら、
体力もたんやろな。






ア「とっ、ところで。
理石とはいつ買い物に行く予定なん？」


私「せやから、まだ決まってないねん。」


ア「それもかっ！」


私「うんっ」


練「何も決まってないんやな。」


私「そー！！決まってない！」


信「けど、早めに連絡してあげ。
向こうも待っとるやろうから。」


私「うん！わかったっ！」


練「それにしても、
学年またいで二人で出かけるなんて、
Aちゃんは随分と社交的なんやな。」


私「しゃこー...？」


練「色んな人と沢山
仲良くしようとするんやなって。」


私「あっ！うんっ！
めっちゃ皆と仲良くしたいっ！」


練「ええことやな。」


信「A。少し言葉覚えた方がええで。」


私「はぁーい」


ア「けど、理石の方は緊張するんやないか？
Aちゃん、仮にも先輩やろ？」


私「 ''仮に'' て何や ！''仮に'' てっ...！！」


ア「すまんすまん。笑
Aちゃん、先輩に見えないやもん」


私「えっ、ほんまに！？、」


信「まぁ、せやな。見えんわ。」


私「えぇ...。。大耳さんっ...」


練「俺もそこは信介達に同意見や。すまんな。笑」


私「そんなぁ...、、」


練「けど、やからこそ、
話し安いってのもあるかも分からんな。」


信「せやな。」


私「えっ！ほんまにっ？」


練「ほんまほんま。」


私「あー！それは嬉しいわ〜っ！！」









ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ...









私「あれ、もう予鈴...？」


信「A。そろそろ教室戻り。」


私「はぁーい！またな〜っ！」

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