4.妹だって悪くない！【北信介】

173.私side ページ23

私side









ﾊﾞﾀﾝｯ...









私「よし、帰るかー」






はぁ〜おなかいっぱい！
やっぱ菓子パは最高やな〜！！


んー、けど何か
重要なことを忘れとる気が...






？「お、Aも丁度帰りやったんやな。」






ん？その声は...






私「お兄ちゃんっ！どこか行っとったん？」


信「ん。さっきまでアランの家行っとった。」


私「そーやったんやっ！」


信「けど、あいつ途中でなんや冷や汗かき始めて、
今日は悪いから帰ることにした。」


私「冷や汗...？、」






アラン君が冷や汗かくて...。


お兄ちゃん何言ったんやろ。






私「もう、あんまりアラン君
いじめたらあかんでお兄ちゃんっ」


信「いじめ...？別にいじめてないけどな。」


私「またアラン君に何か言ったんやろ？」


信「まぁ、会話せぇへんかったら
逆におかしいもんな。」


私「それはそうなんやけど、そうやなくて...」


信「...？」


私「はぁ...。ところで何の話したん？、」


信「ん。まぁ、Aの話とか、
宿題の話とかやな。」


私「宿題.......？、、あｯｯｯ！！！！」


信「なんや急に。びっくりするやんか。」






宿題やっ...！！。。


あかんっ、
菓子パに気取られて完全に忘れとった...。。






信「あんまり大きい声出したらあかんで。
他の人の迷惑になるやろ。」


私「はっ、はぁい...。。」






どないしよ...。。


結局、
宿題なんか全然やってへんやんっ...！、






信「なんやAまで青ざめて。
今日はなんやみんなおかしいな。」


私「せっ、せやなぁ...。。」






あかんっ、
夏休み明日で終わりやのにっ...！。。






信「アランと同じ反応しとるな。」


私「そっ、そおかな...？、」






アラン君が冷や汗かいとった
理由が分かったわ...。。


いや、分かりたなかったけど...。。






信「今日の夕飯何にしよか。
久しぶりにカレーでもやるか。」


私「っ....、」


信「ん。どないしたん。」






あかんそれどころやないっ...。。


まだ終わってない宿題が
山のようにあんねんっ...。。






信「A、また体調悪いんか。」


私「えっ、悪ない悪ないっ...！、」






いや、むしろ悪いことにして
学校休みにさせてもらった方がええかっ...！？、









ﾋﾟﾀｯ






ん...？、









信「ん。手で触った感じやと、
おでこもそんなに熱ないな。
念の為早よ帰るで。」


私「おっ、おんっ....！。。」

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