第50話 ページ38
ア「取引しましょうよ、僕と取引しましょうよぉ...」
目に大粒の涙を抱え、狂ったようにアズールは暴れ続ける
フ「いつものアズールとだったら取引してもいいけど今のアズールとはヤだな」
ジェ「ええ、同感です」
エ「うへぇ、いつの間にかヤベェことになってる」
デ「あの短時間でこんな...!」
Aの元から離れ、走ってきた二人は目の前の光景に顔を歪ませる
普段のオクタヴィネル寮とは程遠く、あちらこちらに生徒が倒れ、物は壊れかけているのもある
ア「ぅああぁあ!僕の邪魔をするなぁ!」
アズールの後ろにたたずむ、大きな黒い何かから生えたタコの足が地面に叩きつけられる
その地響きはAの元まで伝わってくるほどの威力だ
A「あんなのくらったら...」
Aはその先の言葉を口にできなかった。
ラ「そういえばAくんは?大丈夫なんスか?」
デ「Aは影の方へ隠しました、よっぽどのことが無い限りAに被害は...」
「ぁ、わッあああああああ!!?」
「「!??」」
皆が動きを止め声がした方を向いたが、ある二人はすぐに誰か分かった。
エース「A!!?」デュース「Aッ!!」
後ろへ身を隠していたはずのAは黒く、ドロリとしたタコ足に身体を掴まれアズールの元へ引っ張られていく
A「...ッ...?」
ポスッと地面に衝突すると思っていた感覚と違い、何かに包まれた感覚にAは顔を上げる
ア「大丈夫ですか?Aさん」
目の前にはオーバーブロットしたアズールの顔だった
瞬時に離れようと身を動かすがアズールにガシリと腰を掴まれ自由に動けることができない
A「ッ離sア「あぁぁ、Aさんがこんな近くに...!僕の腕の中にAさんがいる...」...ッッ」ゾワァァ
アズールの顔はAも今までの人生で見たことがない程赤くさせ、これでもかとAを腕やタコ足で包み込む
Aが苦しくなるぐらいに。
A「ガッ...ヤメッ」
デ「やめろぉぉぉ!」
デュースも顔を赤くさせ、アズールに突っ込むがそれすらも虚しく、アズールにはまったく効いていない
アズールはデュース達の方へ顔を向け、腕の力を少し弱める
それに気づいたAはマジカルペンに手を伸ばす
A「(今ならゼロ距離...けど、当てるなら油断をさせてから...!)」
A「アズール先輩...」
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ハデス - お疲れ様でした! (2月27日 17時) (レス) @page46 id: 0e6a64b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
元素のP(プロフ) - 皆様、本当に今までありがとうございました、コメント下さった方々には本当に救われました (2月19日 4時) (レス) @page46 id: 4ec5e6d8f9 (このIDを非表示/違反報告)
momoakiyama(プロフ) - レモンさん» レモンさん!いつもコメントありがとうございます!アズさん、拗らせちゃってますね〜これからドンドン拗らせますわ〜。更新頑張ります! (2023年2月27日 18時) (レス) @page39 id: e1debee22f (このIDを非表示/違反報告)
レモン - うおおおおっ!すごい気になる展開になってきましたね〜!アズさん…まじか…。めっちゃ好きですっっ!!これからも更新、頑張ってください!応援してますよ! (2023年2月27日 15時) (レス) @page39 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
momoakiyama(プロフ) - 竹原洸さん» コメント嬉しみヤバス。楽しんでくださってありがとうございます!更新頑張っていきます! (2022年8月22日 21時) (レス) id: e1debee22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:momoakiyama x他1人 | 作成日時:2022年4月24日 0時