【企画小説】能力戦争 (ページ1)

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お仕事依頼だそうです【陽菜樹】ページ1

この世界には能力者っていう人たちがいます。

まぁ、私もその一人なのですが・・・

私は桜花陽菜樹。見た目は普通の高校生です。

実家がユニオンっていう喫茶店やってて、時々お手伝いしてます。

二階は探偵事務所になっていて、私はそこで探偵をしてます。

収入は・・・・まぁ、置いといて。

「・・・ふわぁ、授業長かったな。」

大きく背伸びしながら4時の校門をくぐり、家に帰ろうと足を速めました。

「あ、小麦粉と卵買わなきゃ！」

帰る途中近くのスーパーに寄り、メモに書いてあった物を買って

そのままコンビニに寄ってお菓子も買いました。

気が付くと時刻はもう夕方になって、オレンジの光がやんわりと街を包み込んでいました。

両手にレジ袋と鞄をぶら下げながら歩いていると、喫茶店に明かりがついてるのが見えました。

もう、みんな集まってるのかなー

ふとそんなことを思いながら携帯を開くと

ラインが何件か来てました。

取りあえず探偵社のグループラインを開き

『今、家に着いたよー』

と連絡すると、既読がいくつかつきそれぞれ返信が来ました。

その中にこんなのも。

『久々に依頼来た。早く、来い。』

まじか、やったー！

買ってきた荷物を置き、鞄とお菓子の袋を持つと二階につづく階段を駆け上りました。