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和「・・あっつ・・」
ピピピ！
いつもの軽快な目覚ましの音。
夏真っ盛りのこの時期。
更に俺の暑さを増加させるのが・・俺の愛しの姫君で。
和「ちょっと〜・・毎日毎日、暑いんですけど〜・・」
潤「んぅ・・」
何かを抱きしめてないと落ち着かないこの人は、
起きるといつも、俺を抱き枕替わり。
可愛いんだけどさ・・さすがに夏も抱き枕の代役はしんどいのよ・・。
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和「俺、起きるからね〜・・」
まぁ、何をしても愛しく思ってしまうこの人をコロンッと転がす。
毎日見てても、
「んぅ・・」って嫌そうな顔するのは可愛い。
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「起きてー」
「遅刻だよー」
「朝ごはん、冷めちゃうよー」
潤「・・」
いつもの通り、家事を一通り終わらせる。
潤くんが起きないのはいつもの事。
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潤「んぅ・・ちゅー、してほしー・・」
和「・・あーもう・・」
こんなかわいいお願いにキュンとするのも、いつもの事。
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――本当に、この人の可愛さはとどまるところを知らない。
――日々の当たり前の生活が幸せすぎて。
――最近は、前のような不安は少なくなった。
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和「潤君ほら！袖通して！」
潤「眠い・・」
和「翔さん、お迎え来てくれるんでしょ？」
潤「うん・・でも、眠いもん・・」
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定期的にある、翔さんの車でのお迎え。
前は本当に、ほんとーに嫌だった、ていうかモヤモヤしたけど。
潤君は夏の暑さに弱いから普通に通勤させるのは正直不安。
――だから、ありがたいなって思えるくらい、心に余裕ができた。
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和「行ってらっしゃい！」
潤「行ってきます！」
一つキスをして、送り出す。
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和「・・翔さん、お願いします」
まだ、翔さんと２人で話すことはできないけど・・。
呟けるくらいにはなった。
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まぁ、少しずつ俺も成長してるってことで。
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和「さて、俺も行きますか」
呟いてから、少し苦笑する。
独り言とか・・・潤君かよ(笑)
長くいると癖がうつるのか？まぁ、潤君よりは少ないでしょ？
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しょうちゃん(プロフ) - 続きが読みたいです！ (2020年5月19日 23時) (
レス) id: d034f78533 (このIDを非表示/違反報告)
梶 - おもしろかったです！たまに涙が出てくるようなシーンがあって話に夢中でした｡ありがとうございます♪ (2018年5月3日 12時) (レス) id: 11356a9e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2017年8月18日 1時
