しろろの妹は二番くんのお友達でした【Mesemoa。】2！

ステージ ページ12

「来た来た！」

「おいで！Aちゃん！」

あおいくん、のっくんにステージ上から声をかけられる


裕にぃとにーちゃんが私の手を片手で引っ張りながら
もう片方の手で袖にあったマイクを持つ


「僕のかわいい妹の登場でーす！」

と裕にぃが言うと"きゃー！"と声が上がる


「ほら、おいで！」とにーちゃんに言われる


戸惑いながらも渡されたマイクを片手に

ステージ上へと足を進める



裕にぃの隣に控えめに立つと

"かわいい〜！"という声が聞こえた


「動画を見てくれた子は分かると思いますが！
ここにいる子は僕の妹です！」

"自己紹介をどうぞ！"とメンバーに振られる



「え、えっと、、」


前にあるたくさんの色の景色を見たら

何を言えばいいか分からなくなってしまった


"がんばれー！" "ゆっくりでいいよ！"

と声が聞こえてくる


「あ、ありがとうございます」


一息深呼吸して、自己紹介をする



「初めまして、白服の妹の、」


ちらっと裕にぃに目線をやると頷かれる

名前を言ってもいい、の合図だ


「白服の妹のAと言います」


「アイドルの兄がお世話になってます
これからも応援よろしくお願いします！」


ぺこり、と礼をする



「この自己紹介を聞けば分かると思うけど
かなりしっかり者です、この子」


「しろろが頼りなく見えちゃうよね笑」


とゲルたんと、とみたんが言う


"大人〜！" "頼りになる〜！" "かわいい〜！！"

とちらほらと声が聞こえる



「Aとの踊ってみたはこれからどんどん
上げてこうと考えているので！楽しみにしててください！」


"よろしくお願いします〜！"と裕にぃが言い笑顔を見せる



「、兄妹の踊ってみたやったら？」

「みんな、見たいやんなー？」


2番君、ぷんちゃんの質問に"見たいー！"と皆が応える

その声に私は驚く。練習してないよ？！


「というわけで、続いては白瀬兄妹の踊ってみた！」


"どうぞ〜！"と野崎さんの声を合図に

メンバーがステージからはけていくと同時に

音楽が流れ出したので咄嗟に踊り出した

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