そして、彼は考えるのをやめました。33

Episode1595 ページ22

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タママの上には先程桃華に倒されたヒトデ。

ドロロの焦った言葉に小雪は反応し、
巨大なイカが2人を追いかけ回していた。



「ぐっ」



裏桃華は目の前にいるヤドカリと今度は戦い、
ヤドカリはケロロロボに光線を放った。



「なんのぉ！ピーチ！雷キーック！」



裏桃華がヤドカリに蹴りを1発入れると、
ヤドカリは最後の悪あがきとしてミサイルを発射させ、
そのまま倒されてしまった。



「何！？」



ミサイルが発射されるとは思っておらず、
裏桃華が目を見開き歯を食いしばる。

そしてケロロロボにピタリとヤドカリが引っ付いた。

ヤドカリが放ったミサイルのお陰か、
2人を追いかけ回していたイカに当たる。



「今だっ！」



「「忍法！風神の舞！」」



ドロロと小雪が突風を起こしてミサイルをイカに向けると、
イカはそれに当たって大爆発をした。

_____




「っ！隊長！」



「どうしたでありますか！ギララ上等兵…。
ゲロ！？あれは…！」



「ま、まさか…」



冬樹が冷や汗をかいて後ろを振り返ると
そこにはまだ余っていたミサイルがあった。
冬樹は慌てて自転車を漕いで加速させ、
ギララはバズーカを取り出して狙おうとする。



「…まるで自我を持ってるみたいですね。
狙おうとしても良い感じに避けられる」



「撃ちまくるのみでありまーす！
あっ！冬樹殿！横穴！横穴！」



ケロロの指示に従ってバズーカを撃っていき
急遽横穴へ逃亡ルートへ変更するが
やはりミサイルは3人を追っていく。



「ライトオン！敵弾三！尚も接近中！」



「分かってるよ！」



「わっ！」「ゲロ！？」



「2人とも下に伏せて！」



前には網状の蓋が見え、慌てる2人を見て
ギララは後ろから前にバズーカを構え、
伏せたのを確認して撃って行く。

バズーカにより見事に蓋は外れた。



「「わぁぁぁ！？！？」」



思わず落ちそうになるが冬樹は自転車を漕ぎ続け
ギララも出来る限りバズーカで撃って行くが
途中で弾切れになってしまい、放り投げる。

別のルートからミサイルから逃げると
地面から大分距離のある場所へと逃げてしまい、2人は軽く飛んでいく。



「おぉ！」



「城だ！」



「…ようやく見つけた様だね」



目の前には夏美城が目に映る。

ようやく夏美と対面することが出来たが喜びの束の間、
彼らの目の前には大きなカニが現れる。



「「うわぁぁ！」」



「ギララ！なんとかして！」



「っ、そのままで良いですよ」



「はい！？」

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