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「そうか…良かった。」
「ほら、チェイスも食べてっ
苺のところあげるから!
あーんっ」
そう促されるまま、チェイスはAがフォークに刺した一切れを頬張る。
「……まぁ、不味くはないか…。」
「でしょでしょっ?
じゃあ、これはチェイスの分ね〜」
Aはケーキが乗ったもう1つのお皿を渡す。
チェイスは小さく手を合わせてから、フォークで器用にケーキを倒さないように食べていく。
Aは食べ進めているように見えて、実はチェイスに目を向けていた。
ケーキの先端部分をパクリと頬張って、破顔するチェイスにこっそり見ていたAも嬉しくなる。
「残りは明日でいい?」
「あぁ、構わない。」
なんだかんだで美味しく平らげた二人。
Aは「もう食べれない〜」と言いながら、ソファにボフッと座った。
チェイスは黙って隣に座ると、急にAの顔を自分の方に向かせた。
「クリームが付いてるぞ。」
チェイスはそう言うとAの唇の端をペロリと舐めた。
「ありが…」
Aが顔を真っ赤にする暇もなく、チェイスは言葉を発しようとするAの唇を塞いだ。
口の中に広がる甘いクリームの味。
「…甘いものは別腹なんだろ?」
そう意地悪に笑ったチェイス。
二人のケーキよりも甘い時間はまだ始まったばかり。
★《不死鳥の終焉は》鳳 ツルギ→←★《ケーキよりも甘いのは?》チェイス
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くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - サクラさん» 読了ありがとうございます(*^^*)自分でもいいストーリーが書けたと思っていたのでキュンキュンしてもらえて嬉しいです♪(笑)また第3章でもお待ちしてます☆ (2017年9月21日 15時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - ツルギのお話読みました!本当もう期待以上にキュンキュンしました!!ありがとうございます (2017年9月20日 15時) (レス) id: fead634d8e (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですか。ありがとうございます♪ では、第3章にて^^ (2017年9月20日 13時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
封雲夜音 - いいえ、ただ確認したかっただけです。大我の話、待ってますね。応援してます。 (2017年9月20日 12時) (レス) id: bcd44cf1b6 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - 封雲夜音さん» そうですね。遅くなっているのは申し訳ないのですが、今いただいているリクエストは移行後に書くとお知らせでもお伝えしました。何か不都合がありましたか? (2017年9月19日 21時) (レス) id: 81b45456c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2017年8月24日 17時