同じなのに ページ2
「Aくん！おはよ！！」
『おはよう、出久。』
緑谷出久、彼とは中学で出会った。
明るくて、ヒーローが好きで時に頑固者。
そして彼は…
僕と同じ無個性だった。
互いに苦しい思いをしてるから、互いの傷を舐め合うようにそばにいた。
「あ！そうそう、昨日見たオールマイトの特番がね！！」
『うん。』
出久はヒーローが大好き。
特にオールマイトの大ファンだ。
ヒーローの話をし出すと、止まらなくなって、いつまでもぶつぶつと喋っている。
正直僕は、ヒーローが嫌いだ。
強い個性を振りかざし、正義と言いながら他人の血を流す。
分かってる、それが常識で当たり前のことだと…
「それで、オールマイトが！」
「朝っぱらからうるせぇよ。」
「か、かっちゃん！？」
僕らの後ろからやたらとオラついた声が聞こえた。
あー、爆豪くんか……
彼は出久の幼なじみで、強個性の持ち主だ。
中学生活の約2年半で彼がどれだけ自信家で、プライドが高いのかよく分かった。
「おい、デク…昨日の忘れてねぇだろうな？」
「……かっちゃん、君に何を言われようと、僕は雄英に、ヒーロー科に行く！」
「あ？なんだとてめぇ…」
また爆豪くんが出久に襲いかかろうとした。
『無個性なんかに気を向けるより、君は個性の特訓でもしてたらいいんじゃないかな？』
「………ちっ」
爆豪くんは俺の言葉を聞くと、イライラしながらも教室に入って行った。
昨日、出久達のクラスでは一悶着あったようだ。
僕は隣のクラスで、その場に居合わせることは出来なかった。
『出久、僕は応援するよ。出久は誰よりも努力家だし、きっと報われる。頑張って。』
「うん！Aくんも普通科ねらうんでしょ？一緒に頑張ろうね。」
『うん……』
この間、久しぶりに両親から連絡があった。
せめてもの親孝行で雄英に行きなさい。
科は問わない。
それだけ言って、両親は一方的に電話をきった。
勝手な人達だ……
でも僕を産んで育ててくれた恩は返さないとね。
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愛夢(プロフ) - 次の死柄木のヤンデレの小説です (11月16日 4時) (
レス) id: b15aa765c4 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - パスワードがかかってるんですけど見れませんか？ (11月16日 4時) (レス) @page32 id: b15aa765c4 (このIDを非表示/違反報告)
青のり(プロフ) - らる@盃さん» ありがとうございます。検討します。 (2019年2月9日 22時) (レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - とても面白かったです！次回作のメインは死柄木弔のヤンデレがいいです(^^) (2019年2月8日 7時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
青のり(プロフ) - skyさん» いつも通り、中途半端ですいません。次回作については、まだ書くとも決めていないです…ありがとうございました (2019年2月7日 23時) (レス) id: 687cc75f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青のり | 作成日時：2019年1月3日 9時
