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Episode1094 ページ5




「………」



「ぇ………」



「「なっ…」」



「え?」



冬樹と夏美はそんなケロロ大尉の言葉に少し驚き、
ゾルルとタルルは驚きを隠せず、
特にタルルは瞬きをしながらケロロ大尉を見詰める。



「…はぁ……はぁ…っ」



「…………」



ギララは呼吸をしながらケロロ大尉を見詰めて、
ガルルもそんなケロロ大尉を黙って見て、
コピーロボットは何も言わずにずっと目を閉じていた。



「………あれぇ?」



すると、ケロロ大尉の体が光り出す。



「ゲロ!?ゲロぉ〜〜!!!」



ケロロ大尉の体は幼年体から成年体へと変わっていく。



「わが、わがはい、は……。ゲロッチ!
我輩はぁぁぁぁ!!




ケロロ軍曹であります!」



そして、彼は見事に『ケロロ大尉』から
『ケロロ軍曹』の姿に戻ったのであった。

それを証明するためにケロロは勢いよく敬礼をする。



「ば、馬鹿なっす!」



「ありえん…」



「だが、事実だ」



ケロロが元に戻ったことに驚きを隠せないゾルルとタルル。
しかし、ガルルはケロロの復活に驚きもせず、
何か分かっていたような素振りでそう告げた。



「軍曹…」



「ボケガエル…」



「冬樹殿」



ケロロの復活に夏美と冬樹は嬉しく思っていると、
ケロロは冬樹の名を呼んでゆっくりと近付く。



「冬樹殿の声。しっかりと心に届いたであります」



「軍曹…」



「夏美殿のビンタも効いたであります!」



「…バカっ」



笑顔で言うケロロに冬樹は安心した表情をし、
夏美も憎まれ口を叩きながらも、
表情はとても和やかであった。



「そして…モア殿」



「おじさま…」



モアに視線を向けるケロロにモアも安心した声を出していた。

そしてケロロはある一人の元へと向かって、
その場でしゃがみ込んだ。



「ギララ」



「……たい…ちょう」



優しい声で名前を呼ぶケロロにギララは頷き、
はくはくと口を動かしていた。



「強い意志の力は肉体にも影響を及ぼす…か」



ガルルは何処か納得したように呟いた。



「ゲロリ!」



ケロロは持っていたケロボールを掲げ、
「あー、あー」とマイクテストを行う。



「ケロロ小隊!聞こえるでありますか!
総員、日向家に集結せよ!

敵はガルル小隊!全力でこれを排除し、
夏美殿と冬樹殿を守るであります!
戦法は自由!各自の判断に任せるであります!


良いか!総員!適当にやるであります!」



[適当!]



「…まさかの適当」

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Irobi(プロフ) - ゼレビィさん» 誤字の指摘とても助かります。ありがとうございます、修正完了致しました。 (2022年7月6日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ゼレビィ - ページ12のとこのクルルのイニシャルちがいますよ (2022年7月6日 17時) (レス) @page12 id: 87c4baef62 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - 木綿のおとうふさん» ありがとうございます!是非とも楽しみにしてくれるととても嬉しいです! (2022年2月6日 22時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
木綿のおとうふ(プロフ) - ガルル小隊編お疲れ様でした!番外編楽しみです! (2022年2月6日 22時) (レス) @page26 id: 8b26f2b109 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - シャルルさん» いつもありがとうございます!!これからも楽しく閲覧してくれれば幸いです!続編でもよろしくお願いします! (2022年2月6日 21時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi x他1人 | 作成日時:2022年2月6日 14時

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