Episode277 ページ33
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「ドロロ兵長!」
「
ドロロ自ら勝負をしようとし、
トラとドロロに向けて風がタイミングよく吹いてくる。
トラは腕を組みながらドロロを見詰め、
ドロロも刀鞘印をしてトラを見詰める。
しばらく2人の間で沈黙が続く。
そして、ドロロは目を瞑った。
そこには長く続いている白と黒の道が出来る。
その白の道にドロロは立っていた。
水紋が広がり、ドロロは目を開いた。
「いざ!」
「「………っ!」」
「いざ!」
ドロロが高く飛ぶと、トラも少し遅れて、
ドロロと同様に高く飛び上がる。
そんな2人を5人は見ていた。
「おぉっ!」
「ほぁっ!」
「おぉっ!」
「あ」
「お」
左からギロロ、タママ、ケロロ、ギララ、クルルは、
トラとドロロが闘っている姿を見て
大半は驚きの声を上げていた。
「っ!」
「ドロロ!」
ドロロの兵帽がトラの爪によって破れてしまい
トラの首もドロロの小刀によって跡が付いた。
「峰打ち…」
あのトラに攻撃を仕掛ける事ができて
一同はドロロを見て感心の声が。
「ドロロすっげぇ!」
ケロロもドロロのことを感心しながら言った。
「大したやつだ…。俺の負けだ。
約束通り仲間となろう」
「「いやったぁー!!」」
ゆっくりと立ち上がって言うトラに
ケロロとタママは喜んでおり
ケロロはかなり嬉しいのか飛び跳ねていた。
「やれやれ…やっと1人か…」
「…スカウト失敗した動物って何人でしたっけ」
「…すまん…。俺もよく覚えていない…」
誘いを断られた動物がかなり居たので
そこまで数えていないギロロは
申し訳無さそうにギララに謝った。
「じゃあ一緒に来るですぅ!」
「何!?一緒に…!?」
「我々の任務は
その任務に協力する為に一緒に来てもらいたい」
予想外だと言わんばかりの驚きっぷりのトラに
ケロロは腕を組んで話を進めていく。
すると、トラはすぐにケロロ達にそっぽを向き
動物園での日常を思い出す。
_____
「わぁ!トラさんだぁ!」
「地上最強だって!」
_____
そこには、子供たちに注目されているトラ。
「ベンガルトラ殿…?」
明らかに様子が可笑しいトラに
ケロロは不思議そうに名前を呼ぶ。
すると、予期せぬ一言が。
「すまん…やはり一緒にはいけん」
「「「えーーっ!?!?」」」
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Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年8月2日 18時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年8月2日 10時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi | 作成日時:2021年8月2日 3時