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第38話 ページ41

露乃「クーナのことをあの女っていうなよ!!クーナって言う可愛い名前があるんだよ!」

中也「落ち着け露乃!」

露乃「中也、うるさい!」

中也「は、ちょっと露乃!」

クーナ「あの、私の名前で騒ぐこともないでしょう。」

露乃「お、透刃マイ持ってきたんだ。」

クーナ「愛用武器ですので」

露乃「だよね。」

太宰「じゃあ、クーナちゃんが異能で姿を消して動画を?」

クーナ「はい。武器の能力で姿を消し、撮影しました。露乃の目が可笑しかったので。」


ヒューイ「これを見てもまだ裏切ったと言うのか?」


クーナ「動画、見ても黙ってるんですか?」

露乃「ねえ、一言謝ったらどう?…そんな事言わせないで。」

太宰「なん、で」

露乃「……リサ、銃は下ろしなさい。」

リサ「あらあら、すいません。」

露乃「…隠し撮りじゃないからね?勘違いすんな。」

太宰「でも姿を隠してるから」

蛍「隠し撮り?いいじゃんか、それくらい。そもそもこいつの異能を信じた探偵社が悪い。」

太宰「っ…結構言うね。」

蛍「いや、普通だろ」


太宰「でも___」


露乃「んーまあこの事実をどうしましょう?」

シエラ「うーん、この仲間内で共有しましょうか?」


露乃「いや、いいよ。」

シエラ「で、でも……」

夢原「シエラさんや蛍さんまで騙すなんて最悪。」

ちなみに私の異能は、本人が嘘って認めるまで解けないから(笑)
こいつら勘違いしていてばかばかしいわ(笑)

露乃「えーっとじゃあこうなったらレギアスさんとチェンジ。」

ヒューイ「もう奥の手を使うのか」

露乃「はい。」




ーー会議室

条野「じゃあ、あとはお願いしますね。」

レギアス「わかっておる。」

条野「………。」


国木田「……!」

太宰「この人が奥の手?」

レギアス「奥の手、か」

露乃「レギアスさんに私のこと話してもらおう!って思ったの。」

蛍「国木田さん、状況説明おねがいしますよ。」

国木田「俺が、か?」

中也「露乃、いったいどうするつもりだ?動画は見せたはずだろ?」

露乃「やー、肝心の謝罪が遅いからさ。やばいよ、どうすんのこれ。」

レギアス「…状況は理解した。」

蛍「んで、どうよ?」

レギアス「やはり、そこの女が自分で腕を切った。」

与謝野「夢原はそんなことしないよ、何言ってるんだい?」


レギアス「客観的に事実を述べてるまでだが。」

太宰「彼女が傷ついてるのに?」

蛍「逆に喜んでるよ?つーか、そろそろ謝れよ。な?」

太宰「!!」

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作者名:黄泉 | 作成日時:2019年2月12日 14時

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