第9話 ページ11
谷崎「えっ?」
太宰「私たちも参加しよう。この街の平和のためなら___ね?」
露乃「!!」
ゼノ「本当か!?さっきの発言は悪い、撤回させてもらう。済まなかったな。」
露乃「でも、容姿は若い女。それと男女の双子。あとはおじさんと若い男の人もいなかったっけ?」
ゼノ「ああ、そうだな。」
露乃「あ、すいませんオレ別用事が…ゼノ行くよ!!」
ゼノ「あ、こら待ってって!!」
太宰「ありゃ…慌ただしい2人だねぇ。」
真冬「えっと、太宰治さんでしたっけ?」
太宰「君……」
確かこの前自分の主人を探しに来ていた___
真冬「自分のご主人様を見つけられたのでご報告をと。」
太宰「ああ、それはおめでとう。」
真冬「ではこれで。」
太宰「あぁ。」
さて、そろそろあっちに行ってみるか。
裏切り者もいるだろうし。
**
露乃「ふぅ、この格好が落ち着くわね。」
ゼノ「そっちの方が似合ってる。さっきの姿を見たらイオは卒倒しそうだが。」
露乃「さて___」
真冬「露乃!」
露乃「……お、真冬。」
真冬「あ。やっと会えたね。」
露乃「……あ、うん」
真冬「さ、会話が漏れない場所に行こう。」
**
露乃「……真冬、こんな薄暗い道と入らせてごめんね。」
真冬「平気。」
露乃「……もう、先回りは酷いですよ。太宰さんと谷崎さん。」
谷崎「いつから気付いていたんですか?ずっと異能を___」
露乃「リン!」
谷崎「うわっ!」
急に刀を持った少女が飛び出してきた
太宰「ふぅん、これが君の異能力か。」
露乃「解除条件はその子に触れること。私に触れても意味がなくってよ?」
谷崎「ぼ、ボクはこの異能と__」
太宰「私はこっちを抑えるから。」
露乃「真冬、さっきので座標は掴めたでしょう?こっちも若人の対策練らなきゃなんですよねー」
真冬「勿論です、マスター。」
露乃「よし、いい子だね。」
中也「迎えに来たぞ、露乃」
太宰「あれ、なんで君が」
中也「今こいつの世話係だからな。つーか、手前此奴に酷い言葉浴びせたらしいじゃねぇか。」
露乃「中也、早く帰りましょ」
このままじゃ、私の心が壊れそう←
太宰「違う!露乃は新人に何をしたと思う?刃物で刺したんだ!それに、初日からずっと馬鹿にしてたって!」
中也「手前、それ以上言うんじゃねぇよ。」
露乃「もうやめて!!!」
中也「露乃!!」
露乃「私はそんなことしてない!」
太宰「嘘だ……露乃がやったんだろう?……ねぇ」
露乃「もういい!」
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作者名:黄泉 | 作成日時:2019年2月12日 14時