第30話 ページ33
橘「……紅葉様!」
尾崎「橘ッ……冬華は大丈夫かえ?」
橘「……まだ“はい”とはいえませんが……。」
尾崎「そうか……今の状況はわかってるな?」
橘「はい。私はボスに部屋に参ります。」
尾崎「分かった。」
ーー
中也「……お前は…!」
マユ「はじめまして。幹部様。」
中也「……もう位置についたか。」
マユ「はい。あとは……報告を待つのみです。ではではっ!」
中也「お前はここにいろ。氷の使い手と噂されてるぞ。」
マユ「はい。仕方ない。」
ーーー院内
国木田「……小華。」
小華「……社長は?」
国木田「駄目だ……まだ。」
小華「そうですか……これは異能者を潰した方が早いですね。」
でも困ったなぁ。
乱歩さんが病室にいては社長を襲えない。
国木田「何か名案はあるか?」
小華「有りますよ。」
ナナ「……あ、小華たん。」
小華「……貴方。」
ナナ「にょほ、何怯えてるの?」
谷崎「何ですか……この人?マフィア?」
ナナ「あんな野蛮な奴等と一緒にしないで欲しいなっ。」
万「大変だね、冬華は。」
小華「意識不明です。」
万「まぁ、魔法のステッキを……いや、なんでもない。」
ナナ「にょほ。」
国木田「お前らは何だ……!」
ナナ「君達の協力者、否……監視役だよ〜。」
小華「怪しいです。協力者ッて言っておきなさい。」
万「ナナ。例のステッキを渡して。」
ナナ「ああ、 このカバンに入ってるステッキは自由に使っていいよ。でも多用は禁物だね。」
小華「何処かに社長を移動させましょう。」
谷崎「いいですね…それ。」
ーーー
双葉「やっと起きたのか、幹部様。」
レイラ「助かった…の。」
双葉「ええ。」
冬華「お待たせ。」
双葉「冬華様。良かったです。」
冬華「これもレイラの【未来眼】のお陰よ。」
レイラ「……未来眼使ったわ。」
眼鏡を外していた。眼は何かを追ってる。
冬華「レイラ、どう?」
レイラ「……言えない。」
来夢「どんな未来なの。」
レイラ「詳しくは言えません……ある人の悪事が復活し……猟犬に捕まります。わたしにははっきり見えた。」
来夢「そういう事ね。」
冬華「へぇ。」
万「そろそろ共喰いの犯人を捕まえるらしいぞ。」
冬華「もう関わらないのでは?」
マユ「でも、心配だから。ステッキ全部託すわ。」
万「では、これにて一旦魔法少女サイトの関係者はこの件から手を引く。またな。」
冬華「分かったわ。」
彼女達は各々自分の家に戻っていった。
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作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時