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｢どうしたの？険しい顔してるけど｣
｢あっいえ、焼き魚が…｣
｢焼き魚？｣
｢シナ先生が、焼き魚の匂いで…｣
｢私が焼き魚って、面白い子ね｣
｢あ、失礼でしたかね？｣
くすりと笑うシナ先生に、面白い子認定された。やったね。
しかし今更ながら失礼な気がしてきた。ごめんなさい悪意はないんです。
｢失礼ってことは無いわ。もしかして、さっきまで手伝ってたからかも。貴女鼻がいいわね｣
｢ありがとうございます｣
｢ほら、食堂に着いたわよ｣
さっきよりも香る焼き魚に、もしかしてここからだったのかな、と思った
食堂には黒い忍者衣装の先生らしき人が多く、あとは生徒と思わしき人がチラホラと見られた。まぁもれなく全員男なのだが。
｢あら、あんたが新しく入ってくる子かい｣
｢あっそうです。AAと申します。よろしくお願いします｣
｢礼儀正しくていい子だねぇ、好きな方のランチをお食べ｣
｢ありがとうございます。なら、Aランチでお願いします｣
｢私も同じのを｣
｢はいよっ｣
奥からでてきたおばちゃんに、注文を取ってもらう。
なんだか迫力のある人だな…この人も原作と変わりがないや。
ほっかほかの料理に、思わず生唾を飲み込む。こちらも原作通りとても美味しそうだ。
シナ先生の隣に失礼して、手を合わせる。
｢いただきます｣ ｢い、いただきます｣
まずほかほかのご飯を口に運ぶ。美味しい。
鮭の身を解し、骨を除き口に運ぶ。これまた美味しい。
漬物も、わかめの味噌汁も、どれも美味しい。
｢おいし…｣
｢そう言って貰えて嬉しいわぁ｣
｢ほんと、すごく美味しくて、これが食べられるなんて、幸せです｣
｢あはは、言い過ぎじゃないのかい｣
｢いえ、私今とっても入学してよかったと思ってます｣
｢ありがとね、いっぱい食べな｣
｢はい！｣
その後おばちゃんのご飯をお腹いっぱい食べ、お風呂に入ると、家から歩いてきた疲れからかその日はぐっすりと眠ってしまった。
ラッキーアイテム
兵糧
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ねこまる - めっちゃくちゃ面白かったです！更新楽しみにしてます！ (2023年4月12日 21時) (
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作者名：白桃 | 作成日時：2023年3月5日 8時
