【忍たま】隠密行動させてくれ

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｢…危ない危ない｣



隠密生活6年目にして、主要キャラとの関わりが増えるところだった。うん、あくまでだっただから。未遂だから。これがトリガーとなって親しくとか絶対ないから。

あと1年だけなのでほんと私に構わず平和に育ってくれ…頼むから…



｢あら、Aちゃん、なんだかボロボロじゃない｣

｢シナ先生…落とし穴に落ちちゃって｣

｢それは災難だったわね。お風呂に入ってきたら？｣

｢そうします…｣




にしても今日はやけにバタバタしてるなぁ…

何かあるのかな…何か…何か…




｢あ、入学式！｣



すっかり忘れてた…というか、前にもこんなことがあったような…痴呆にはまだ早いでしょ…



｢…今日は部屋に篭ろう｣



幸い入学手続きで授業がないので、心置き無く部屋に篭もれる。

でもその前に返却期限が迫っている本を返さないと。

自室に戻り本をとって図書室に向かった。



｢もそ｣

｢あ、これ、返したいんですけど｣

｢もそ｣

｢ありがとうございました｣



…え、原作キャラと関わらないって言ってた癖にって？

まぁ原作キャラと関わらないと決めてはいるが、やはり同じ学園で生活する上で完全に関わりを経つのは不可能だから。

でも私ごときに興味はないだろうし、大丈夫でしょう。

さっ、早く部屋に戻らなきゃ。

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