2話、日向翔陽 ページ4
*
「ミカン、隣の……」
七夜「えっと、日向翔陽ってゆーの」
”日向翔陽”髪の色にあってる名前だなぁ
「寝てるけど………」
七夜「なんか疲れてるみたいだよー、ま、いっつもあんな感じだけどね(笑)」
いっつも寝てるの?!
七夜「今、いっつも寝てるの?!って思ったしょ」
「なぜわかった…」
七夜「だってお前馬鹿だもーん(笑)」
お前には言われたくない………
と思ったけど言わないでおいた
*
2時限目が始まった
先生「起きろ日向!!」
日向「はいぃぃ!!!……………あれ?」
先生「おはよう日向、随分寝てたみたいだが……?」
クスクス……
日向「す、すみません……」
なんだか面白い人………
この時で日向くんの名前を完璧に覚えた
日向「はぁ、恥ずかしかった……」
七夜「ぷぷー(笑)また怒られてんの(笑)」
日向「……七夜ぁ…起こせよなぁ………」
七夜「へっwおもろいからやだねー(笑)」
日向「面白がるなよ………」
ミカンは日向にちょっかいをかけていた
Aは窓側の一番後ろの席だったけどそこからでも巫山戯てるのがわかった
いいなぁ…ミカン、私以外も友達いて…_
Aは病にかかっていたからあまり人とは話さないようにしていた
仲良くなったところで、どうせ16で死ぬんだ
無駄かなー?なんて軽く考えていたからAは人と関わらないようにしていた
今もそうだ、
仲良くなっても自分が辛いだけだ
と考えていたから、ここでも人と関わる気はなかった
そうだよ、私は、私はミカンだけで充分楽しいし、構わないもんね!_
そう思っていた
日向「なぁ七夜、見たことない女の子がいるんだけど……」
七夜「あー、寝てたからね〜!(笑)教えてやんねーよ」
日向「えー…教えろよーー」
先生「うるさいぞ!日向、七夜!」
授業に集中しないで絵を書いていたAは日向達が怒られてるのを知るはずもなかったので
後から日向がAに話しかけてくる事なんて
考えもしなかった
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水城モモ | 作成日時:2014年10月11日 16時