２年間の最高な人生 (ページ3)

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１話、烏野高校ページ3

朝に夢を見た

ボールが木の床で跳ねるだけの夢を見た

誰かがボールをひたすら打っている夢

ボールが跳ねているだけしかわからないけど
きっと、誰かが打っているってそう思った

母「ほら、早く行きますよ、Aさん」
「はい、母さん」

私は適当に烏野高校に転校することになった
幼なじみもいるし、少しでも人生を………

これ以上考えるのは悲しいから、言わないけど
両親は多分、大切に思ってくれているんだ
少しでも、少しでもって、楽しい人生を送れるようにって……
そんな風にしてくれる母と父が私は本当に誇らしく思う

＊

先生「昨日話した転校生を紹介します…円苗寺さん、入ってください」

「……」

先生「円苗寺Aさんです」
「円苗寺Aです、よろしくお願いします！」

１年１組、その中には親友のミカンがいた

ミカンの隣にはオレンジ色の髪をした男の子が

熟睡していた