【BL】実はヤンデレな男達。【オリジナル】

10話:急な休みと事件。 ページ10

「え、休みですか？」



朝から学校から電話がかかってきた。



1年教師『今学校に”警察"がきていて…僕もよく分からないんだけど。。。』


「警察?!…何かあったんですか…？」


1年教師『…職員室が荒されたとか何だか。遠くから見てるけど、結構酷いよ。』



……そんな。


昨日まで何も異常はなかったのに。



「…分かりました。先生も気を付けて下さい…。」



電話を切る。



兎沢「兄貴…？何かあったの？」


「…今日は学校休みだって。」


兎沢「え……。どうして？」


「大した事じゃないから…！至は心配しなくてもいいよ。」



弟に迷惑を掛けたくない。


この事は黙っておこう。…いつかは知る事となるが。



「俺は学校に行ってくる。遅くなるかもだけど、夕方には帰ってくるから！」


兎沢「あ、兄貴…!!」



俺は振り返らずに学校へ向かった。



朝に部活があった人は、まだ学校に残っているかもしれないからだ。




荒らされたということは、ガラスが割れているかもしれない。




「…嫌な予感がする。」




…見間違えだったら安心できるのに。



白鳥はバスケ部だ。…バスケットボール部は確か”朝練“があった。



しかも電話が掛かってくる一時間前くらいに始まっている。





「白鳥・・・。」




彼奴だけは守りたい。



一番最初に話しかけてくれた生徒なんだ…！

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