【BL】実はヤンデレな男達。【オリジナル】

21話:記憶を取り戻した2人。 ページ21

莇「・・・。」




思い出した。



全部。



───"あの日”のこと。




莇「…俺達は、繋がっていたんだ…最初から……。」



？「なになにぃー？莇先輩も思い出したんだ〜。」



莇「！…っ、宗介…!!」



白鳥「うっわ、何百年ぶりだろ。お前に下の名前で呼ばれたの。」




嬉しくねぇーと白鳥はいう。



俺だけじゃなく、白鳥宗介まで記憶が戻ってたなんて…。




白鳥「後はあの二人だけだよねぇ、記憶取り戻してないの〜。」


莇「……。」


白鳥「俺は別に取り戻してくれない方が気が楽なんだけど。─ライバルが減るし？」


莇「お前・・・。」


白鳥「ぷっ…w何マジになってんの(笑)莇は仲間思いですねぇww」


莇「っ、仲間じゃねぇ…!!」




れっきとした”敵“だ。





俺達は“あの日”の出来事から、バラバラになってしまった。



記憶も消され、何も分からない状態まで。




莇、白鳥、幸、兎沢、そしてA。




──この五人は……




莇「!!…A……?!」



「!?……っ、くそ……！」




俺を見た瞬間、Aは走り去ってしまう。




白鳥「鬼ごっこかな〜？俺参加する〜。」


莇「お前より先に捕まえてやる…」




莇と白鳥は素早い速さでAを追いかける。




白鳥「Aちゃ〜ん、逃げちゃいけませんよ〜！」




白鳥がAを押し倒し、


体重をかけ、身動きをとれないようにする。




莇「クソっ……遅かった。」


白鳥「今回は俺の勝ちだね☆」


莇「…それより、”お嬢様“から離れろこのゴミ虫が。」






ーーーーー


・莇

Aのお世話係。

お嬢様と呼んでいるが、本人が勝手に呼んでいるだけ。

武器→銃


・宗介


莇とは敵だが、Aを狙っているため

毎回会っては自分のチームへ入れようとする邪魔者。


武器→鎌

22話:取り戻した記憶。→←20話:逃げる、見つけられる。

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