弱虫ペダル×体調不良3 (ページ22)

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新開(隼人)×ストレス⑥ ページ22

荒北side

新『ハアッ...ハアッ...靖友...ごめん授業戻ってて...』

荒『は？置いて行けねえヨ。』

新『でも...これ...ハアッ...しばらく動けない..から...』

荒『そなの？じゃあ一回教室行って先生に新開体調悪いから落ち着いたら保健室連れてくってだけ言ってくるからちと待っとけ。』

俺はそう伝えて一度トイレを出た。

すると何故か東堂が居た。

東『荒北！』

荒『あれ、なんでオメェいんの？』

東『お前が教室出て行ってから戻って来ないから先生が誰か様子見て来いってなってオレが来たのだよ！』

荒『なるほどねぇ。今1回戻るよ。』

東『隼人はどうした？』

荒『それが気分悪りいってトイレから出れない感じなんだヨ。』

東『やっぱり体調悪いのか...ならオレが先生に伝えとくから側に居てやれよ。』

荒『ああ、そうしてくれんならそうするわ。』

東堂が先生に新開の事を伝えてくれる事になり俺はトイレにまた向かう。

荒『新開ー？』

ガチャ

返事はないがトイレの鍵は開いた。

新『ハア...ウゥッ...ハア...ハアッ...』

中に入ると先程と状況は変わらず相変わらず調子が悪そうだ。

荒『吐けねえか...吐きたい？』

新『...ん...ッハアッ...』

ずっと苦しそうにしているので見ているこちらも同情せざるおえない。

荒『んじゃ...吐くか』

新『...え？...ハアッハアッ』

俺は新開の体を抑え付け口を無理矢理開き指を奥に突っ込む。

荒『悪りいな。』

新『ッグッ...エッ...ウゥッ！ゲェーッ！ゲッホゲッホ！オエーッ！パシャパシャ...』

すると急いで便器に顔を入れて戻し始めた。

何度も苦しそうにして戻す。

新『ハアッ...オエッ！ゲエーッ！ウゥ...ハアッハアッ』

しばらく吐き続けたら新開が顔を上げた。

水を一度流してやり口元と自分の汚れた手をトイレットペーパーで拭く。

そして水を流した。

嘔吐物は見たところそのまま朝食を吐き出したようだった。

新『ハアッ...すとも....ハアッハアッ..ごめ...』

涙を流しながら謝って来る。

荒『何が？調子悪りいんだから気にすんなヨ。』

新『ご...め...ハアッハアッハアッハアッハアッヒューハアッヒューハアッハアッハアッ』

荒『おい！新開！どした！？』

顔を見れば顔色は白く過呼吸になってる時のように苦しそうにしている。

荒『過呼吸か！？ッチ袋はねえし...とりあえずゆっくり息吸えよ！スーハーだ！』

俺は新開の背中をさすりながら声を掛ける。