弱虫ペダル×体調不良3 (ページ20)

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新開(隼人)×ストレス④ ページ20

新開side

校舎に着き授業が始まったが相変わらず頭痛が酷い。

しんどい...

普段あんまり寝たりしないタイプだが思わず顔を伏せる。

まあこの授業は寝てる奴が大半だからそれが一人増えたところで特に先生がなんか言って来たりはしない。

あー先生の声が響くな...

頭いてえ...

そのまま頭痛に耐えていた。

いつの間にか授業が終わっていて、次は確か移動教室だ。

起きなきゃいけないのに頭が痛くてなかなか起きる気になれない。

ずっとこうしていたい。

荒『おい、新開、起きろよ。』

靖友の声...？

新『...』

東『荒北？隼人寝てるのか？』

尽八の声もする...

荒『おい、起きろよ移動すんぞ。』

体が揺らされる。

やべ！起きないと！

新『...ああ...ごめん...』

急いで顔を上げる。

東『隼人、顔色が良くないぞ？体調悪いのか？』

新『いや...眠かっただけだ。』

やっべ気付かれた？

新『起こしてくれてありがとう。』

すぐに教室を出る。

東『なわけでさ、どう思う？』

うわ...手足震えてきた...

これ夜中になる奴じゃんなんで今...

思わず立ち止まる。

荒『新開？』

新『...ちょっと...先に行ってて...ハアッ...』

やっぱり震えて来る。やっべえ...

東『どうした？やっぱり体調悪いのか？』

新『いや...ちょっとトイレ行ってから行くから...』

2人に気付かれる前にトイレに行こう...

荒『もう授業始まるまで時間ねえよ？』

新『うん...でもちょっと...』

東『分かった、じゃあ先に行くが急げよ。』

新『ああ...』

なんとか2人を振り切りトイレに向かう。

視界が少し歪みクラクラする。

新『ハアッハアッハアッハアッハアッ』

やべえ苦しい...いつものだ...

なんとかトイレの個室に入り込み直ぐに鍵を閉める。

もう色々やばくてやべえとしか思わない。

新『ハアッハアッヒューハアッハアッハアッヒュー』

やっぱりこれだ...苦しいけど今袋がない...

なんで今なんだよ...

焦ったらだめだ、落ち着け俺...

新『ハアッハアッヒューハアッハアッハアッ...』

苦しい...苦しい...苦しい...

新『ハアッ...スー...ハアッハアッ...スー..ハアッハアッ』

少しづつだけど空気を吸えてる大丈夫だ、落ち着け...

新『ハアッ...スー...ハアッ...ハアッハアッ...スー...ハア...スーハアッ...』

落ち着いて来た。

新『ハアッ...スー...ハアッ...』

よし、落ち着いた...良かった...