検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:1,119 hit

遅刻譚1 ページ2

Aside


「やっ…ばいっ‼遅刻決定だぁぁあ‼」


妾は今、水色のリュックサックの中身がガチャガチャなるほど走っている。



理由は簡単。あのラブラブ両親から離れる為に必死に勉強して合格した岬高校の入学式に遅刻しそうだからである。



否、現在進行形で遅刻決定‼‼



因みに無事合格したおかげであのラブラブ両親が住んでいるところから3駅離れたアパートに住む事が出来た。



でも…‼これはないでしょう⁉



何時も両親に起こしてもらっていた癖でタイマーをセットし忘れたなんてっ‼それで遅刻したなんて…っ‼




「最悪だっつーのぉっ‼」



叫びながらブレーキをかけないで右に曲がる。



するとそこには目的地の岬高校があった。



「ここ…かぁ…」



『これで第××回入学式を終わりにします』



風に乗り、体育館と思われる建物がある方から少し嗄れた声が聞こえる。



「お、終わっちゃったぁ⁉」



無駄にでかい校門の前で妾は叫んだ、1人で。




______
____
__



あの後、とりあえず職員室に行った方がいいよなと思い、妾は校内を歩きまわる事にした。



「…にしても職員室が見つからないんだよなぁ」



もう探して1時間ぐらい経ってるんじゃない?



え?だったら自分の教室に行けって?



無理だよ、先生が私のクラスが何組か知ってるんだから。



なんて、誰に問いかけて解説しているのかわからない事をしていたら…



「大丈夫ですか?なんか迷子になってるみたいですけど…」



迷子なんて失礼なっ!つーか誰っ⁉



そう思って勢い良く後ろを振り向いたらそこには……





妾と同学年っぽい雰囲気を醸し出している茶髪の好少年がいた。









…え、お前誰だし

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←注意譚



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:伊月 桃音 | 作成日時:2016年11月6日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。