弱虫ペダル×体調不良 (ページ24)

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金城×貧血② ページ24

田所side

田『おい！金城！開けろ！』

俺は扉をノックし続ける。

すると...ガチャ

扉が開いた。

中には顔色が悪すぎる金城が床に座り込んでいた。

金『っ...ハアッ...なぜお前が...ここに...』

田『部室に一回行ったけどお前が気になって教室に戻ってみたらいねえから、もう部室に行ったんだと思って小便して戻ろうとしたら、おめえがここに居たんだよ！』

金『...そ...うか...すまない...ハアッハアッ...』

田『どうしたんだよ、金城、さっきより悪化してねえか？』

金『...そう...ハア...ハア...だな...っ...』

田『とりあえず肩貸すから保健室行けるか？』

金『ああ......ハア...フ...ウゥ...すまない...』

座り込む金城に肩を貸して立たせる。

むしろおんぶしたほうが早いか？俺は力はかなりあるから余裕だ。

田『気分はどうだ？』

金『あぁ...さっきよりは...ハアッ...いい...』

田『そうか。なんかあったら言えよ。』

金『ああ...すまない...』

ペースはゆっくりだったけどなんとか保健室に辿り着いた。

保『金城くん、ここに横になれる？』

先生がベッドの毛布を上げ、横になるよう言う。

金『ハイ...』

まだふらついてはいたが、なんとかベッドに横になった。

保『貧血ね。今飲み物持ってくるから少し横になってなさい。』

貧血か...

その後金城は飲み物を飲み、少し寝ることになった。

保『田所くん、あとは見とくから練習に戻っていいわよ。』

田『すいません。ありがとうございます。』

保『彼が起きたらまた呼ぶわね。部室にいるかしら？』

田『はい、今日は筋トレなんで居ます。』

保『分かったわ。また呼びに行くわね。』

田『はい。』

俺は部室に戻った。

1時間くらいすると、先生が呼びにきて金城の元に着くと、顔色もだいぶ良くなった。

田『だいぶ顔色ましだな。』

金『ああ、もう大丈夫だ。迷惑掛けたな。』

田『そんなん気にしねえよ。無理すんなよ。』

金『ああ。』

それから金城は起き上がり、一緒に部室に向かった。

金『みんなすまなかった。待たせたな。』

巻『貧血って聞いたけど大丈夫なのか？』

心配してた巻島も他の部員も一斉に金城を見る。

金『ああ。もう大丈夫だ。遅れてすまなかった。』

巻『大丈夫なら...良かったっしょ』

その後俺は金城に今日は連日を休めと伝え、金城はバイクには乗らず周りを見ていろんなメモをしていた。

全く...お前はいつも忙しいな、金城。