飾りのないまごころだけ� 收蠅せ奸� ページ7
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賑やかな広間での朝食を終え、自室の窓を解放する
爽やかで少しぬるい風は私の髪を心地よくなびかせた
窓から見える緑に心を和ませていると、こちらに向かって一羽の鳥が飛んでくる
「ポッポちゃん？」
手を差し伸べるとそこへ止まり、くちばしで加えた紙切れをポトっと床に落とした
綺麗に折りたたまれたそれを開くと、間違いなく彼の筆跡でこう書かれていた
『正午、庭園の噴水前で待っているよ。』
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「で、、、デートのお誘い！！！！！！」
こんな大声で叫んだ事ない！と言わんばかりの大声を出し、ベッドに勢いよく転がる
彼の相棒は役目を終えたぞ、と言わんばかりに一声鳴くと、窓から飛んで行ってしまった
それに気づかず、私は穴が空くほど手紙を見つめる
「付き合って初めてのデート…」
そう、私達は付き合ってまだ日が浅い
…それにイライさんはどこか大人だから、まさか彼からお誘いがあるなんて想像もしていなかった
深呼吸をし、天井に向かって手紙をかかげ読む
シーツのしわなど気にするまいとごろごろ身体を回転させ、勢いよく立ち上がる
「服、何着て行こう…！？
それに荘園の周りは辺鄙(へんぴ)で何もないし、一体どこに行くんだろう…」
TPOを意識したデート服が重要！と何かで読んだことがある
クローゼットを開き一着ずつ服を吟味していく
「イライさんは、大人っぽい方が好きかな…？」
あいにくそのような系統の服は持っていない
…いや、まずそもそも私には似合わないだろう。
ベッドに服を広げ小一時間ほど悩んだ結果、1枚の菜の花を思わせるロングワンピースに決めた。
初夏にぴったりな鮮やかな色で、お気に入りの麦わら帽子とぴったりだった
「変じゃない…よね？」
全身鏡で何度もポージングをとり、ニカッと微笑んでみたり、裾を蝶のようにひらひらさせたり…
初デートに浮かれる女の子は皆こういう気持ちだったんだね、なんて考えたりする
「そうだ。手ぶらで行くのも失礼…？だし、何かお菓子作ろう！」
時計を見ると約束の正午まで2時間ほどしかない。
お菓子焼いて、着替えてメイクして、髪の毛結って…そして、心の準備をして…
イライさんに『最高の恋人』と思ってもらうために、やらなければならない事は山ほどあった
「少し急がないと…！」
私はワンピースを脱ぎ普段着を慌てて着用し、部屋のドアを勢いよく開けてキッチンへと急いだ
飾りのないまごころだけ�◆收蠅せ奸暸�←月光下のワルツ��【リッパー】
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虫眼鏡(プロフ) - ぽむちゃんさん» ありがとうございます、リッパーとジョゼフと一緒にアフタヌーンティーをする話がみたいです…！ (2019年8月11日 19時) (
レス) id: fbf6ffc701 (このIDを非表示/違反報告)
setuna7014(プロフ) - えっと、ケンカップルとか、溺愛とか読みたいです… (2019年8月8日 18時) (レス) id: 9c6758aed7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむちゃん(プロフ) - setuna7014さん» コメントありがとうございます！ナワーブ君かしこまりました！もし読みたいシチュエーションございましたら、またコメントの方へ教えてくださると嬉しいです！特になければそれでも大丈夫です('ω') (2019年8月8日 15時) (レス) id: 220fc1050f (このIDを非表示/違反報告)
ゆにゃ(プロフ) - ぽむちゃんさん» ぽむちゃん様、リクエストの期待通りな物を作って頂き有難うございます…!!すっごくすっごくキュンとさせられました(*´ω｀*)有難うございました！ (2019年8月8日 15時) (レス) id: f90955ba8c (このIDを非表示/違反報告)
ぽむちゃん(プロフ) - 虫眼鏡さん» コメントありがとうございます！ぜひぜひ、リクエストしていってください！！ (2019年8月8日 15時) (レス) id: 220fc1050f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむちゃん | 作成日時：2019年8月2日 18時
