〃 ページ7
「おい、手品とかいいよ。行こうぜ」
鞄を持ち直して歩こうとする龍征の肩を手品師が強くつかんで引き止めました。
「何──……」
「さァまず問題です〜。この彼がボクに止められた理由は何でしょォか〜？」
「は……？」
「�．椒�を無視したから�▲椒�の前を横切ったから��ボクのお腹がすいたから�ぅ椒�を無視したから」
まずい！
「龍征、逃げ……」
「答えは〜……」
僕が駆け寄るより前に、手品師は龍征に深く牙を刺しました。血が吹き出します。……油断してしまいました。僕の失態です。
「全部だよ死ねボケェ！！ 無視してっと殺すぞ！！」
倒れる龍征。逃げ惑う人々の悲鳴。僕と虎雪は龍征に駆け寄ります。それらすべての原因である手品師──否、吸血鬼は街灯を掴み帽子を振って哄笑していました。
「あははははははァッ、どォもどォも喝采をどォも！ ！ やっぱ手品よりコッチのほうが盛り上がるなァ〜。手品師より吸血鬼のほうがレアだもんね〜？」
「虎雪、この手拭いで龍征の止血をしてください」
虎雪に僕が持っていた未使用の手拭いを渡し、二人をかばうために手前に立ちます。僕は吸血鬼をにらみます。
「やはり……吸血鬼ですか」
「そォ〜キミも昨日拾ったでしょォ？ キミが拾ったのはドレかなァ？ 吸血鬼の真祖は七人兄弟七種類〜。色欲？ 暴食？ 強欲？ 憤怒？ 嫉妬？ 傲慢？ どれも違ァ〜う。キミが拾ったのは、
「……なんですか、貴方は。クロの仲間には見えませんが」
男は街灯から地面に降りました。
「ボクらは黒猫ちゃん達のこと大っ嫌い〜。だーからァ、かくまうと串刺しだぞォ？」
舌を出し、剣をちらつかせると今度は宙に向かって両手を広げる彼。彼は高らかに叫びます。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ミナ(プロフ) - 紅葉蓮＊文才ほしいさん» 長々とありがとうございました、 (2017年12月28日 17時) (
レス) id: 2587896c62 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» 体躯→宗三左文字ベース。城田真昼よりは身長が高く、宗三左文字よりは低い。細身で刻印のようなアザがある という感じの設定になっています。 (2017年12月28日 16時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» そうですね、現段階では目→宗三左文字ベース。同じ色、雰囲気 顔立ち→宗三左文字ベース。いくらか年相応に幼くになっている 髪→城田真昼ベース。城田真昼に比べ前髪は長め (2017年12月28日 16時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 紅葉蓮＊文才ほしいさん» 返答ありがとうございます、よろしければベースはどちらだとか、ここはこっちの要素だとか、髪型はどうとかそういった設定を出していただけると嬉しいです。ご検討おねがいします (2017年12月28日 15時) (レス) id: 2587896c62 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» 両方混ざってます。 (2017年12月28日 15時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉蓮 | 作成日時：2017年8月24日 20時
