天使(仮)の人生は平穏無事とはいかない。【オリオンの刻印】 (ページ6)

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5、喧嘩するほど仲が良い(回想) ページ6

野坂「それより、いよいよ明日だろ？」

貴女「…あ、イナズマジャパンのメンバー発表のこと？」

Aも前から楽しみにしてたイベントの話題に、目を輝かせた。

野坂「うん。楽しみだね。」

灰崎「ふん、どうでもいいさ」

明日人「へー。招待チケットをもらって喜んでたくせに」

灰崎「はあ？俺はただ、ドリンクラウンジに入れるって書いてあったんで得したと言っただけだ！」

灰崎はニヤニヤと笑っている明日人に必死に反論した。

明日人「またまたー、ちょー喜んでたくせに」

灰崎「おい！明日人！」

貴女「素直になりなさいな灰崎くんよ。いいじゃないの喜ばしいことなんだから。私だって嬉しいよ？」

灰崎「ああ⁉A、てめぇまで！」

Aも弄りがいのある灰崎相手ににんまりと笑みを浮かべて煽った。

喧嘩するほど仲が良い。そう呼ぶにふさわしい3人のやりとりに、野坂は笑った。

そして、今に至る。

今日いよいよ楽しみにしていたジャパンの発表がスタジアムにて行われる。

Aも候補選手としてチケットを受け取っていた。

一体どんなメンバーが選ばれるんだろう…。

貴女「楽しみ！」

Aは元気よく、スタジアムへ向かった。