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そのきっかけは単純なことだった。
ショッピはチーノと二人で休憩室で雑談していた。
いつもなら普通に歓談しているところだが、今日は通夜のようにそこだけの空気が悪かった。
その理由はチーノの前にいる、ホクホク顔のショッピにあった。
shp「そんでその時のAさんがめちゃくちゃ可愛くて……」
ci「……俺はいつまでコイツのノロケ話聞かんとあかんの？」
一度話題に出たときに、適当にあいづちを打ったのが間違いだった。
ショッピの話はひとりだけ盛り上がり、反比例するようにチーノのテンションは下がりに下がりきった。
周囲の兵士は危険を察知しすでに遠巻きにしていて、チーノだけ逃げられないでいる。
その通夜の空気にさっそうと現れたのが鬱先生だった。
ut「おーっす。元気にしとるか雑魚ども」
shp「あ、ちっす」
ci「兄さんおはようございます！！」
チーノは助けが来たとばかりに食い気味に鬱先生を見た。時計の針は二人がここに来てから40分経ったことを示している。
鬱先生がショッピのそばを通った時、ショッピはふと香りを感じて鬱先生を振り返った。
shp「……香水？」
ut「ん？俺なんか匂う？」
shp「なんか付けてきたんですか？」
ut「どうやろ、まあシャンプー変えたぐらいやけど」
鬱先生からフローラルな花の香りがする。チーノもすんすんと鼻を近づけた。
ci「なんか女のトコ行ったみたいな匂いすね〜。何人目の彼女ですか？」
shp「人聞きの悪いこと言うなや。3人目や」
ci「何股してんの！？まさかの3股！？」
shp「シャンプー……香水か……。俺もそういうのつけたほうがええんかな」
そうしたらAが喜ぶかもしれない。チーノは意外そうにショッピを見た。
ci「お前が？」
ut「あんま臭いと女に嫌われるで」
shp「じゃあやめます」
ci「判断が早い！！」
shp「やっぱ俺はAさんの香りに包まれたいので」
また話が戻ってきた気配を感じて、チーノはそのまま通り過ぎようとした鬱先生にしがみついた。
ci「兄さんなんとかしてくださいよ！コイツずっとAさんの話しかしてない！」
ut「ま、どうせすぐ女に飽きるから平気平気……ちょ、ショッピさん？なんで俺の頭に手を置くんですか？」
shp「俺は絶対Aさんに飽きへんし！！」
ut「あいだだだだだ！何すんねんお前！ちょ、マジでギブ！！」
鬱先生は見事なアイアンクローをお見舞いされた。
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セネリオ - めっちゃ良き！！sypくんのSっ気が萌える…！これからも応援してます！ (2022年12月27日 10時) (
レス) @page30 id: bb7bb5003e (このIDを非表示/違反報告)
さーたん(プロフ) - syoくんの台詞に心が惹かれました！！！！！ これからも更新よろしくお願いしますm(__)m (2022年6月24日 2時) (レス) @page13 id: 3978148763 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威推し - shpくんのセリフがぁぁぁぁぁぁ！！！！！かっこいいいいいいいい！！！！ (2022年6月23日 14時) (レス) @page13 id: e5ffed06b8 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威推し - knさん本当に男装女子に気づかずセクハラしてそう(((( （偏見） (2022年6月22日 11時) (レス) @page12 id: e5ffed06b8 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威推し - 続編おめでとうございます！！ (2022年6月15日 20時) (レス) @page7 id: 9a21cb3d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2022年6月7日 9時
