22話 右腕 ページ24
A視点
サラは、ジョーに銃を向けた。迷わず引き金を引く。冷や汗が頬を蔦る。
パァン！
ジョー「へへへ…心臓が爆発しそうだったぜ。」
うわー、俺的じゃなくて良かった…怖すぎてほんとに…無理…
さて、その話は置いといて…誰を撃とう。取り敢えず、ケイジさんかな。
ケイジさんへ銃を向け、震える腕にぐっと力を入れ、狙いを定める。
ゆっくりと引き金を引いた。
パァン！
ケイジ「ふう、生きた心地がしなかったよ。」
…そんな風には、見えないけど。
そう思いながら、俺はサラに銃を手渡した。
A「次は人形にね。」
サラ「ああ。」
サラは言った通り、人形へ銃を向けた。
パァン！
人形の頭ははじけ飛んだ。
これ、慣れなさそうだな…というか慣れたくない…
じゃあ、次は…カイさんで。
パァン！
カイ「お見事…」
あの人の謎の冷静さはなんなんだ…？
人間に撃つのはこれで最後…サラはQタロウさんに狙いを定めた。
パァン！
Qタロウ「はぁ…はぁ…これで大丈夫なんだな。」
さっき言った通り、人間に撃つのはこれで最後…
やっととてつもない緊張感から抜け出せる。
ここからは流れ作業。パァン、パァン、パァン…と、残りの人形に撃ち込んだ。
アルジー『お…おお…おおお！お見事！よくやったじゃないか！
文句なしでアンタらの勝ちだよ！
どうやらアンタらには、こんな謎解き楽勝だったみたいだな。実に鮮やかだ！
オレの右腕にふさわしいぜ！ってことで右腕やるぜ。』
A「うわぁっ！？」
サラ「きゃああああ!!」
アルジー『はっはっは！喜んでくれたかい！もらってやってくれよ！じゃあな！』
サラ「くっ………!!」
そこから、アルジーは一言も発さなくなった。
ビビり散らかしてる俺たちに、降りてきたジョーが駆け寄ってくる。
ジョー「サラ！A！よくやったな！」
サラ「ああ…！」
A「サラがいてくれて良かった…俺一人じゃ無理だったよ。」
Qタロウ「見直したがや！正直お前さんを甘く見てたのを反省するぜ！」
本当ですよ反省してください、Qタロウさん。あの舌戦でほんと疲れたんですから。
カイ「サラさん…その腕は…」
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もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます！最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´･ω･`) (2021年10月6日 22時) (
レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…！幸せになって…！ (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もみじ | 作成日時：2021年9月5日 22時
