21話 ロシアンルーレット ページ23
A視点
サラがアルジーに話しかけ、しばらくルール説明を聞いていた。
簡単に説明すると…
この部屋で見つけた実弾3発、食堂の奥で見つけたダミー6発を銃の弾倉に入れる。
全部入れた瞬間弾倉がまわり、どの弾でスタートするかは分からない。
弾はすべて時計回りで発射される。
そして、計9発の弾丸を人間か人形に好きな順で撃ち込む。的との相談はなし。
俺とサラだったら相談してもOK。
全部撃ち込み、人間が全員生存してたら俺らの勝ち。
銃は俺とサラ、交互に撃ち込むこと。
分かりにくいかもしれんけどそこら辺はご愛嬌ってことで。
サラ「さて、どうしようか。」
A「そうだね…
まずどこから始まるか分からないってことは、実弾を固めたら終わる。」
サラ「そうだな。」
A「ってことは、実弾を固めずにかつ規則的に入れなきゃ即死ぬ。」
サラ「じゃあ…」
サラが弾倉に、実弾、ダミー、ダミー、実弾、ダミー、ダミー、実弾、ダミー、ダミー
の順で弾を入れた。
A「そういうこと。簡単でしょ？」
サラ「ああ。助かった、A。」
A「どーいたしまして。」
ガリガリ勉強してきた甲斐があったよー。
まぁ、全部期待に応えるために必死にやってただけなんだけどさー…
アルジー『これで決定か？』
A「うん。」
アルジー『よーし、弾倉を銃にセットしな！』
アルジーにそう指示をされ、サラは迷わずセットした。
アルジー『それじゃあ銃の弾倉が回転するぜ！』
シャカ シャカ シャカ シャカ シャカ …
なるほどー、これでシャッフルされたってワケね。
アルジー『止まったぜ。さあ好きなヤツを順に撃っていきな！
おっと、もちろん同じヤツを撃ったり的に相談なんかしたら反則だぜ！
なあに、たった3発だ。簡単なゲームだろ！』
うん、ホントに簡単…簡単すぎて、欠伸が出るよー。
ごめん、今のはちょっと調子乗った。
サラ「行くぞ…」
A「まずは人形ね。」
サラ「ああ。」
パァン！
人形は無傷だった。
ってことは、次も人形ね。
パァン！
人形の頭ははじけ飛んだ。
うーわ、これ…人形ってわかってても、ちょっとアレだな…
さて、これで次がダミーなのが確定した。狙うは人間だね。
ここからはマジで簡単…
人間、人間、人形、人間、人間、人形、人形で終了。
ま、ミスったら終わりだから…気を緩めず慎重に行こう、サラ。
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もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます！最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´･ω･`) (2021年10月6日 22時) (
レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…！幸せになって…！ (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もみじ | 作成日時：2021年9月5日 22時
