18話 トラウマ ページ20
A視点
ケイジ「…オレは人を撃ってしまったんだ。それ以来…銃が撃てなくなっちまった。」
サラ「えっ!?」
A「……」
…やっぱりか。はぁー…
銃とは違うけど、俺も人を殺したじゃん。感覚的には同じなのかなーって…
ケイジ「情けないもんだね。その覚悟があったから刑事になったはずだったのに。」
サラ「でも…そんなことがあればニュースになるはずじゃ…」
A「世の中そんな甘くない…ってことだよ。」
ケイジ「そう。表に出る物だけが真実じゃないさ。
…それだけ、だよ。本当。」
本当にそれだけなのかな。その人がケイジさんにとって大切な人だったりとか…
まぁでも、これ以上なにも話してくれなさそうだし…今は話し合いに専念しよう。
Qタロウ「…そん話は本当かじゃ?」
ケイジ「…ああ。」
Qタロウ「…仕事でだよな?撃たれたヤツは…死んだのか…?」
ケイジ「………」
ケイジさんは、また何も言わない。
…それすらも答えてくれないのか。
Qタロウ「……トラウマってことか…」
ケイジ「…期待に応えられなくて、ごめんごめん。
…あれ以来、人に銃を向けると頭が変になって、汗が止まらないんだ。」
Qタロウ「…そんなやつにゃあ…任せたくねーわな。」
ジョー「…そ、それじゃあ二人に賭けてくれるのか?Qタロウさん!」
Qタロウ「………ま、待ってくれ!やっぱ不安じゃ!!
命なんだぞ!?賭ける物は!!」
ジョー「ええ!?Qタロウさん!!」
えぇ…今は完全に賭ける流れだったじゃん…まぁ、別に俺はどうなろうといいんだけど…
関係ないとかじゃなくて、どっちでもいいってだけ。まぁ死にたくはないけど。
Qタロウ「A…サラはまだしも、やっぱしお前さんはじゃー不安じゃ。」
A「まー、でしょうね…」
Qタロウ「だから…お前の言葉で…信じるに足るか…見定めてやるぜよ!」
マジかよ…俺、そういう言葉で説得するみたいなこと苦手なんだけど…
ま、やってみますか…
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もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます!最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´・ω・`) (2021年10月6日 22時) (レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…!幸せになって…! (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もみじ | 作成日時:2021年9月5日 22時