検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:5,055 hit

18話 トラウマ ページ20

A視点

ケイジ「…オレは人を撃ってしまったんだ。それ以来…銃が撃てなくなっちまった。」
サラ「えっ!?」
A「……」

…やっぱりか。はぁー…
銃とは違うけど、俺も人を殺したじゃん。感覚的には同じなのかなーって…

ケイジ「情けないもんだね。その覚悟があったから刑事になったはずだったのに。」
サラ「でも…そんなことがあればニュースになるはずじゃ…」
A「世の中そんな甘くない…ってことだよ。」
ケイジ「そう。表に出る物だけが真実じゃないさ。
…それだけ、だよ。本当。」

本当にそれだけなのかな。その人がケイジさんにとって大切な人だったりとか…
まぁでも、これ以上なにも話してくれなさそうだし…今は話し合いに専念しよう。

Qタロウ「…そん話は本当かじゃ?」
ケイジ「…ああ。」
Qタロウ「…仕事でだよな?撃たれたヤツは…死んだのか…?」
ケイジ「………」

ケイジさんは、また何も言わない。
…それすらも答えてくれないのか。

Qタロウ「……トラウマってことか…」
ケイジ「…期待に応えられなくて、ごめんごめん。
…あれ以来、人に銃を向けると頭が変になって、汗が止まらないんだ。」
Qタロウ「…そんなやつにゃあ…任せたくねーわな。」
ジョー「…そ、それじゃあ二人に賭けてくれるのか?Qタロウさん!」
Qタロウ「………ま、待ってくれ!やっぱ不安じゃ!!
命なんだぞ!?賭ける物は!!」
ジョー「ええ!?Qタロウさん!!」

えぇ…今は完全に賭ける流れだったじゃん…まぁ、別に俺はどうなろうといいんだけど…
関係ないとかじゃなくて、どっちでもいいってだけ。まぁ死にたくはないけど。

Qタロウ「A…サラはまだしも、やっぱしお前さんはじゃー不安じゃ。」
A「まー、でしょうね…」
Qタロウ「だから…お前の言葉で…信じるに足るか…見定めてやるぜよ!」

マジかよ…俺、そういう言葉で説得するみたいなこと苦手なんだけど…
ま、やってみますか…

19話 舌戦→←17話 最悪な事態



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:キミガシネ , 男主 , 二次創作
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もみじ(プロフ) - コメントありがとうございます!最初に親友殺したのをこれでもかってくらいに後悔してます(´・ω・`) (2021年10月6日 22時) (レス) @page1 id: 3db76492db (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 綾瀬くん…!幸せになって…! (2021年10月6日 22時) (レス) id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もみじ | 作成日時:2021年9月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。