82話 ページ42
ななもり side
夜、急に目が覚めた。
横を見ると、ジェルくんは居なくてベランダの窓が開いていた。
ジェルくん居るかな?
そう思い、ベランダに近づくと、ジェルくんが険しい顔をして外を見ていた。
声をかけようとしたが、かけてはいけないような気がして、伸ばしかけた手を胸の前に戻した。
少しの間、俺はただジェルくんの背中を見ていた。
すると、ジェルくんが急に自分の頬を叩いて、クルっと振り返った。
ジ 「…!?」
な 「や、やほ…!」
ジ 「なーくん…?どうしたん?」
な 「ち、ちょっと目覚めちゃって…。ジェルくんは?」
ジ 「俺も。」
な 「ちょっと話さない…?」
ジ 「ええよ」
俺はジェルくんの隣に行った。
ジ.な 「「 …。」」
ジ.な 「「あのさ…」」
な 「あ、ごめん…ジェルくん先いいよ。」
ジ 「なーくんからええよ。」
な 「ありがとう…」
な 「…結局、3年間一緒だったね…班」
ジ 「…そーやな…。」
な 「3年間ジェルくんと同じ班でよかった…」
ジ 「 …。」
ジェルくんが一瞬険しい顔をしたような見えた。
ジ 「でも今年が最後やからな…楽しもうな!」
ジェルくんは笑顔で言ったけど、
俺には笑っているように見えなかった。
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レイ@吐息厨イケボ(プロフ) - 飴からすさん» はい!よろしくでございます!! (2020年4月17日 21時) (レス) id: 2343fa900b (このIDを非表示/違反報告)
飴からす(プロフ) - レイ@吐息厨イケボさん» りょーかい!!!これからよろしくね!!! (2020年4月17日 20時) (レス) id: 38f3707562 (このIDを非表示/違反報告)
レイ@吐息厨イケボ(プロフ) - 飴からすさん» あ、ありがとうございますwでもタメ口は無理っす(((いもちゃんは別(((( (2020年4月17日 18時) (レス) id: 2343fa900b (このIDを非表示/違反報告)
飴からす(プロフ) - レイ@吐息厨イケボさん» やったぁあああ!!!じゃあ今から私もしてくるZE☆ あと、タメ口でさん付けなくていいわよ☆ (2020年4月17日 18時) (レス) id: 38f3707562 (このIDを非表示/違反報告)
レイ@吐息厨イケボ(プロフ) - 飴からすさん» あ、飴からすさんもしましたよ! (2020年4月17日 18時) (レス) id: 2343fa900b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴からす | 作成日時:2020年3月27日 11時