-弟- ゆきむら、ゆっけ、そうまるい

特定 ｰ5ｰ ページ6

お兄ちゃんたちが帰って三日目
なんとなくTwitterを見ていたら

アクア同担拒否 @______
アクアたんのお家ついたー！

と、僕のおうちの前で取られたと思う写真
恐る恐る見てみれば
誰かいる

「ﾋｯ､､､､､」

やだ
助けて

ピンポン、となった

「アクアたん、出てきて」

と、何度も何度も言われた
恐る恐る出てみれば

「アクアたん、、！」

と嬉しそうな顔をする子。

「出てきてくれたってことはわたしといてくれるんだよね、、！！じゃないとこの住所、ばらまくよ？」

と言われた、
怖い、助けて、やだ。

「ばらまけば！！いいよ！！さっさと消えてよ！！こんなことするなら、リスナーなんていらない！！」

と、そんなことを言ってしまった
しまった、、と思っても声は出てく

「消えて！消えていなくなれよ！！」

と、何度も何度も、言ってはダメだ、と思うことを声に出してしまう

「、、、、！！アクアたん酷い、、！！ずっと好きだったのに、、！！」

と泣きながらどこかに行った
こっちが泣きたいよ、と思ったが、何とか、部屋に戻り、数日分の服、下着、
大事なるいくんたちとの写真
ノートパソコン、スマホ、
機材、、、は大きいや。持てないかな
多分僕の家は晒されてるだろう
そして1ヶ月分の薬を持って
タクシーを呼ぶ
そして住所を伝え、るいくんたちの家に行く

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ､
と、チャイムを鳴らした

「誰も出ない、、、？」

誰もいないのかな。どうしよう
お兄ちゃんに会いたかった
そう考えていればがちゃ、とドアが空いた

「！！！！A、、っ！！」
「おにい、、ちゃん、、、」

大好きなお兄ちゃんだった

「るいくん！！ゆっけ！！！A来た！！！」
「！！！本当？！」

ドタドタと音がしたあと、お兄ちゃんに中まで入れてもらった

2年ぶりにはいるこの部屋
久しぶりで
なんだか涙が溢れてきた

「わっ、、！？！どうしたの？！A！！ 」
「なんでも、ないっ、、！！」

涙がやんだ後、お兄ちゃんたちに何があったのかきかれた

「家に、害悪リスナーが来たの。絶対に言っちゃダメなのに、消えろ、とか言っちゃったの。それで、ここに逃げてきた、、、」

嗚呼。嫌われるかな
最低だって、言われるかな

「何それ、、、」
「っ、、、、頑張ったね。A怖かったね」
「大丈夫ですよ。もう、、、」

嗚呼。甘やかさないで
お兄ちゃん、るいくん、ゆっけ


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