-弟- ゆきむら、ゆっけ、そうまるい

にこにことしてさぁ、ただいまｰ9ｰ ページ12

僕は楽しかった日々を思い出した
いや、今も楽しいけど
目を開き、たくさんの淡いピンク色に心躍らせながら声を出す

「皆ー！！！今回はアクワン！来てくれてありがと！！」

大きな声で、笑顔で
1か月前、リスナーが家に来て、パニックになってお兄ちゃんたちと過ごして。楽しくて。ここまで大きくなったよ
「これが終わったあとは握手会！！やったね！！」

そして、最後の曲を歌う

「僕を救ってくれた曲。初めて、活動を始めて1年で、ずっと歌いたかった曲を歌います」
「まふまふ様の」
「立ち入り禁止!!!!」

流れ出す音楽
歌いだして
皆がペンラを降ってくれる
ピースして、ウインクして、投げキッスして。そんなファンサに答えながら観客席に降りる
いっぱいの人
その前を歩いていく
歌いながらハイタッチしたりしながら歌う
静岡のアクトシティ。
その大ホールを借りた。

「ありがとうございました！さて、次は握手会！！」
「握手会の場所はここを出た先にある＿＿＿＿」

10分後

「あの！いつも応援しています(高い声)」
「、、、、、なにしてんの(真顔)」
「はははっ！！！最高だったよ！アクア！」
「ありがとう、るいくん」
「頑張った。偉いね。いい子いい子。僕がいっぱい褒めてあげる」

きっとるいくんが居なきゃ僕はとっくに活動をやめていた
るいくんが居なきゃ新しいお母さんを好きになれなかった
るいくんがいてくれたおかげで、色々出来た

「うん！ありがとう、帰ったら、美味しいもの、いっぱい作ってね」

そう言って、手を振る





僕は今日も、活動を頑張ります！！

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