＝しずく・１４＝ ページ14
「伊野尾ちゃんさ・・・。」
「・・なかじ・ま・・？」
息がかかりそうな程の距離に
おれはクラッとしてしまう・・。
おれは落ち着きがない心臓を抱え
手をそっと中島の前に出し
「なかじま・・やだ・・はなれて・・。」
中島はおれの言葉に・・苛立つような視線を向け
苦しそうに「やだって＿＿＿＿＿＿。」と呟いて
おれをジッと見つめて
「伊野尾ちゃんさ＿＿＿。
今日本当に・・デートなんだろっ＿＿＿＿？」
「え・・何・・いってる・の？」
「あの＿＿＿。あの自販機の人と話してんの
聞いたんだよ、俺。
６時半に駅前で待ち合わせって＿＿＿＿。」
中島はおれを見つめ・・
苛立った口調で吐き捨てる様に話した。
「ホントに・・伊野尾ちゃんて乙女だね。
わざわざオシャレしちゃってさ＿＿＿＿。
そうやって、可愛子ぶって・・色目使って
男落とすんだ、伊野尾ちゃんはっ＿＿＿＿。」
今にもおれの目から涙が零れ落ちそう・・。
でも＿＿＿。
泣いたら・・だめ。
だめだよ＿＿＿＿。
グッとのどに力を入れて
震えた声で・・中島を見上げて言った。
「なに・・？
かわいこぶって・るって・・。」
中島は含み笑いをしながら
バカバカしいと言う様に
「ほら、それ。
そーやって色目使って、可愛い仕草して
人の気持ち煽って、惑わして・・楽しい？
なぁ・・伊野尾ちゃんは何なの？！
何考えてんの、どう思ってんの？
スゲェ・・イラつくんだよっ＿＿＿。」
いつも穏やかで優しい中島が
いつもの優しい声が＿＿＿＿＿＿。
今は、強い視線でおれを見据え
声を苛立たせ声を荒げる。
おれは声にも視線にも態度にも
いちいちビクビクする。
それが中島をもっと苛立たせているのに＿＿＿＿。
「なかじま・・どうして・・おこってる・の？
そんな・・おこんない・で＿＿＿＿。」
おれは、先生なのに。大人なのに。男なのに。
また・・我慢できず・・
泣いてしまうんだ＿＿＿＿＿＿。
ポタポタと落ちる涙を見て
中島が「っんだよ＿＿＿＿。」
舌打ちをしながら
おれの顔の横の壁を
握り締めた拳でドンっと殴った。
おれはまた、ビクンと肩を震わせ
瞳を閉じた＿＿＿と、同時に
中島に顎を持たれ
唇を強引に塞がれた＿＿＿＿＿＿＿。
「んんっ＿＿＿＿＿＿＿＿＿。」
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あひる☆(プロフ) - にのんさん» きゃぁ〜〜ん！！にのんちゃま！！来てくれてありがとぅ(●´ω｀●)うっれしぃ〜♪ごちそうさまありがとうございますぅ〜〜♪♪ (2017年5月15日 10時) (
レス) id: 706e89320c (このIDを非表示/違反報告)
にのん(プロフ) - 来ましたよーん♪生徒のゆーてぃーが可愛すぎてですね…。ごちそうさまでございますぅーー！！ (2017年5月14日 17時) (レス) id: ee932bb254 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - キャティアさん» すご〜〜〜〜〜いっっ！！あひるまでテンションあっぷるになった！！すごいなぁ〜〜。本屋行かなくっちゃ！！うふふ。読んでくれてアリガトゥ♪ (2017年5月6日 14時) (レス) id: 3eb751290e (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - JUMP♪大好き！さん» なんと！！お話し書かれてるんですねぇ。はい！！読ませて頂きますねぃ（*^_^*） (2017年5月6日 14時) (レス) id: 3eb751290e (このIDを非表示/違反報告)
キャティア(プロフ) - やっほ〜！！読んだよ！続きが気になって仕方ない！！いきなりなんだけど自慢していい？(笑)私が送ったイラストが、今月の『POTATO』に載ってたんだけど！！(涙)ヤバいよ！どうしよう！！テンション上がりっぱなしなんだけど！！ (2017年5月6日 0時) (レス) id: 3b338422a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2017年5月5日 16時
