＝しずく・１６＝ ページ16
「嫌々入れてたんだろ？なぁ＿＿っ。」
中島は急に泣きそうな顔をして
おれを見つめ肩をギュッと掴んで呟いた。
「なぁ・・頼むよ・・。
今日のデート行くなよ？
行かないでくれよ。伊野尾ちゃんっ。
俺＿＿＿＿＿。」
中島が俺を力強く引き寄せ
強く抱き締めて耳元で囁いた。
「俺、伊野尾ちゃんの事好きなんだ。
誰にも渡したくない。誰にも＿＿＿＿。」
「え＿＿＿＿＿。」
いま・・中島・・なんて言った・・の？
聞き間違いじゃ・・ない？
都合のいい・・ゆめじゃ・・ない？
おれは震える指先で
中島の頬を撫でて
震える小さな声で問い掛ける。
「な・かじま・・すき？
・・いま、すきって・・言った・の？」
中島はおれを真っ直ぐな瞳で見つめ
きっぱりと言った。
「あぁ。
俺は伊野尾ちゃんが好きなんだ。」
「なかじ・まぁ・・。」
ぴちょん。ぴちょん。ぴちょん＿＿＿＿＿。
たくさん、雫が落ちていく。
たくさん、想いが溢れていく。
おれはしくしく泣きながら
くるしくて、つらかった想いを
「なかじ・ま・・おれ、おれね・・。
せんせぃだけど、ぉとなだけど・・
おとこ・・だけど・・ね。んっと・・」
溢れて止まらない涙を
震える手で拭いながら
おれも、言うよ。
はっきり・・いうの。
「おれぇ・・なかじまが・・すき・・
すきなの＿＿＿＿＿＿。」
そう言ってドキドキしながら
そっと中島を見つめたの。
でも・・。
中島・・ポカンとした顔してる・・。
・・・あれ？あれれ？
「・・なかじ・ま？」
ポカンとした顔のまま中島が
「えっ・・
今・・伊野尾ちゃんなんて？？」
「だからね・・すき。」
「だ、誰が？」
「おれ・・いのおが・・。」
「ダレ、誰を？？」
「なかじまの・・コト。」
＿＿＿＿ぴった――――ん。＿＿＿＿＿
って。中島が動かなくなった・・。
おれは中島の腕の中で抱き締められながら
・・中島が・・うごきだすの・・待つの。
中島の顔を覗き込んで
ほっぺを、つんつんして
「えっと・・なかじ・ま？」
中島が急にパッと動き出して
おれをジッと見つめて
「え？ホントのホントに？」
・・なんだか急に恥ずかしくって
もじもじしながら
「ぅん・・。
おれ、先生だし、大人だし、男で・・
泣き虫だけど＿＿＿＿＿＿＿＿。」
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あひる☆(プロフ) - にのんさん» きゃぁ〜〜ん！！にのんちゃま！！来てくれてありがとぅ(●´ω｀●)うっれしぃ〜♪ごちそうさまありがとうございますぅ〜〜♪♪ (2017年5月15日 10時) (
レス) id: 706e89320c (このIDを非表示/違反報告)
にのん(プロフ) - 来ましたよーん♪生徒のゆーてぃーが可愛すぎてですね…。ごちそうさまでございますぅーー！！ (2017年5月14日 17時) (レス) id: ee932bb254 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - キャティアさん» すご〜〜〜〜〜いっっ！！あひるまでテンションあっぷるになった！！すごいなぁ〜〜。本屋行かなくっちゃ！！うふふ。読んでくれてアリガトゥ♪ (2017年5月6日 14時) (レス) id: 3eb751290e (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - JUMP♪大好き！さん» なんと！！お話し書かれてるんですねぇ。はい！！読ませて頂きますねぃ（*^_^*） (2017年5月6日 14時) (レス) id: 3eb751290e (このIDを非表示/違反報告)
キャティア(プロフ) - やっほ〜！！読んだよ！続きが気になって仕方ない！！いきなりなんだけど自慢していい？(笑)私が送ったイラストが、今月の『POTATO』に載ってたんだけど！！(涙)ヤバいよ！どうしよう！！テンション上がりっぱなしなんだけど！！ (2017年5月6日 0時) (レス) id: 3b338422a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2017年5月5日 16時
