サルカラのお屋敷�� ページ21
｢まぁ……そんなことがあったのですね……ヨークもきっとお疲れだったんでしょうね……｣
『恐らくそうだと思われます……』
誰かの話し声が聞こえる──
｢全く……ワネット、お前が勝手にナーシャの旦那の部屋に行くからだろう？｣
『私は、勝手に行ったのではありません。ヨークさんがおられる部屋にちゃんとノックもしましたし、アルトさんに一言言ってから行きました。』
｢そういうことじゃなくてな……｣
アルトとワネットの話し声で、ヨークは目を覚ました。
─ヨーク！！
ヨークが目覚めたとき、三人の中で一番早くに彼の名前を呼んだのは、ワネットでも、アルトでもなく、ナーシャだった。
｢もう、心配させないで下さいよ……｣
だが、そんなナーシャの心配をはね除けて、ヨークはぶっきらぼうに
｢心配など掛けさせていない。｣
と、いつものように冷たく言った。
ナーシャがせっかく心配してくれているというのに、その冷たい態度にワネットはその場で物申したくなったが、アルトに手で阻止され、更に｢お前が入るとややこしくなる｣と言われてしまった。
｢なんでそんなに冷たくなさるのですか？私は、こんなにもヨーク、貴方のことを愛しているのに……私、貴方がお義母様やお義父様にどれだけ圧力をかけられていたのかを知っているわ。貴方の妻ですもの……
結婚前に言ってくれたじゃないですか……私のこの手を“絶対に離さない”って……｣
ナーシャは、ヨークの手をぎゅっと握りしめ、そして涙を流しながら言った。
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もえ(プロフ) - ちくあ☆さん» コメントありがとうございます！theファンタジーです！笑笑 (2019年12月22日 15時) (
レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちくあ☆ - theファンタジー！！！！！！！！！！！！！！ (2019年12月22日 11時) (レス) id: 4482a9bec1 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 麗華三日月さん» 初めてオリジナル作品に手を出しました！名前考えるの大変だったです(´・ω・`) (2019年10月20日 20時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月(プロフ) - わ〜！！なんかファンタジックで素敵ですね！！私の好きなタイプ…楽しみにしてます！！ (2019年10月20日 18時) (レス) id: 1465b1873e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時：2019年10月20日 18時
