第78話 ページ13
私は、生まれも育ちも裕福な家庭で、両親共々呉服屋を営んでおった。
時が過ぎ、私は小学校から大学まで、今でいう“お嬢様学校”に入っておった。
「ほら、お菊!!貴女の好きな御方が今通りましたよ!!」
「もう、芽衣子さん。からかわないで頂戴、私はあの御方に好意も何も寄せていないわ。」
小学校〜中学校まで、異性に告白はされていたものの、恋愛に興味がなかった私は、よく話し掛けてくるある男子学生に好意を寄せられていた。
その男子学生は、私とは同じ学校ではなかったのじゃが、帰り道に無駄に絡まれておって、見てもいられなくなった私は、男子学生に絡んできた男の頬を一発平手打ちしてやった。
「いってェなぁ!何すんだ御前!!」
「痛いのは、この方よ。もう二度と、こんなことをしないと誓うならば、もう一発やらないけど。」
私が平手打ちした男は、私が怖くなったのか、直ぐに逃げていった。
「助けて下さり、ありがとうございました!凄いですね……あんな奴を、鬼の手のようにぶちかますなんて!」
この助けた男子学生の一言により、私は“鬼の手を持つ女”という勝手な称号が付けられてしまった。
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もえ(プロフ) - 月瀬さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!次の作品はまだ未定ですが、これからもよろしくお願いします! (2019年7月26日 21時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様です!この作品 すごく好きです! (2019年7月26日 18時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月(プロフ) - 良かったと思います!!面白かったですよ〜!! (2019年7月26日 13時) (レス) id: c98439fd14 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 麗華三日月さん» 最後まで応援ありがとうございました!! 最後はギャグ路線でいきました笑笑 (2019年7月26日 13時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月(プロフ) - お疲れ様です!!完結おめでとうございます!!面白かった………ハッピーエンドになって良かったです! (2019年7月26日 7時) (レス) id: b4e228cc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時:2019年7月10日 12時