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Reminiscence _10 ページ15

「A、遅いな……もうすぐ会議が始まるって言うのに……」

「A姉さん、珍しく今日は遅いですよね。いつもは、時間ピッタリに来るのに……」

「そうだな、何も起きていなければ良いけれど。」

幹部と一部の構成員交えての会議がある日だった。

いつも、時間ピッタリに来る俺の彼女であるAが、会議が始まる時間になっても来ない。

「広津、こっちに連絡は無かったか?」

「いえ、全く。最後に掛かった電話は、マフィアへの悪戯電話でしたが、出張に向かわれる前の首領が電話に出られ、迅速に対処してくれました。」

「そうか。Aいねェけど……始めるか。」

俺は、構成員や他の幹部ら全員に言い聞かせる様に言って、用意された黒い背もたれがある椅子に座った。

「えー、それでは今から会議を始める。まず……」

「中也さん!!」

樋口が、ノックをせずに慌ただしく扉を開けた。

「樋口、今会議中だ。用件なら後でにしてくれねェか?」

「用件とかじゃないです、大変なことが起きたんです!!」

きっと樋口の言う“大変なこと”というのは、また芥川が暴走したのだろう。

俺は、そう思い「芥川の暴走はいつものことだ、そう思っておけ。」と言うと、樋口は「違います!!Aさんが……!」と大きな声で言った。

“A”と言う言葉を聞いて、俺は一気に不安になった。

そして、樋口に聞いた。

「Aが……どうしたンだ?」

樋口は、涙をポタポタと落としながら

─Aさんが、トラックの居眠り運転に巻き込まれたんです!!

*→←Reminiscence _9



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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もえ(プロフ) - きのこさん» きのこさん、はじめまして!4年前の作品を見つけて下さりありがとうございます☺️そう言っていただけて嬉しいです!生まれ変わって、中也と出会えますようにお祈りしていますね😉 (2月17日 6時) (レス) id: ead2063f7d (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - かなり期間が空いてますが初コメ失礼します!! もぉ、感動過ぎます、、、早く生まれ変わります笑  お疲れ様でした!! (2月15日 23時) (レス) @page19 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - いえいえ、こんな素敵なお話を読ませて頂き、私は幸せです!!はい、此れからも応援してます! (2019年5月3日 8時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 麗華三日月さん» そういって貰えて嬉しいです。+゚(゚´Д`゚)゚+。新作も無理せずに頑張ります!最後まで閲覧ありがとうございました! (2019年5月2日 22時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - めっちゃ、感動しました〜!!もう、途中からずっと大号泣です!中也の為に…何て素敵なお話でしょうか!本当に、もう、言葉が出てきません。読んだ後、もう一度読み直して又泣きました…尊敬してます!新作もどうかご無理なさらず〜。応援してます! (2019年5月2日 22時) (レス) id: 6282970e91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/  
作成日時:2019年3月31日 22時

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