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memory#72 ページ12
両親の離婚が決まり、もう三日も経った。
時というのは過ぎるのが早い。
だって、三日前のことが新たな記憶から過去へと変わったのだから───
｢おはよう！A｣
『あすか、おはよう』
｢今日は古典の小テストだね、故事成語覚えてきた？｣
『一応、ね』
その後に、あすかから“流石A！”と言われた。
｢おはよう、二人とも｣
｢おはよう、小池と………Aっ！！｣
言い忘れていたが、私は中也君に”A“と呼ばれることになった。
私は私で、今まで通りに”中也君“呼びだけど。
｢もう、中也は初心なんだから！！｣
あすかの言葉が面白かったのか、それとも中也君の顔が赤くなっているのをからかっているのか、いつも無表情の時雨君が中也君の隣でクスクスと笑っている。
修学旅行が終わってからも、私達四人は朝は一緒に登校したり、休憩時間中もずっと喋っているので、周りの人達からは“修学旅行グループ”と言われている位だから、そんだけ修学旅行が終わってからも、こうしていつも一緒にいるのが珍しいからだろうか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：もえ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u./hp/mokomokohi4/
作成日時：2019年2月15日 17時
