memory#59 ページ19
佐倉が風呂に入った後、俺は妙子さんとリビングで二人きりになった。
今日初めて会った人と二人きりだからか、少し緊張するが……
｢中原君、Aちゃんに何か家のことについて聞いた？｣
｢はい、彼女から一通り聞きました。｣
｢そっか。｣
妙子さんは、珈琲を一口飲んでから俺に言った。
｢昔は、Aちゃんの両親は迚も仲が良かったんだけど、彼女が小学六年生の時、あることが切っ掛けで仲が悪くなってしまってね………｣
｢あること……？｣
｢母親側の親族の借金の問題よ。｣
妙子さんは、低い声で言った。
｢Aちゃんの母親の史子さんは、親族が抱える借金問題にずっと頭を悩ませていたの。でも、自分の悩みを聞いて欲しい時に旦那さんの時雄さんはいない。それが何故か、史子さんの頭の中では時雄さんが浮気していると思ったんでしょうね……｣
でも、佐倉の両親は二人とも互いに浮気相手がいる。
そりゃ、毎日喧嘩三昧の両親の側から離れて、信頼できる妙子さんの所にいた方が良いよな……
｢だからね、中原君。私がこんなこと言える立場ではないけれど………どうか、Aちゃんの側にいてあげて……｣
妙子さんの声は、涙声だからか震えていて、佐倉のことを大事に思っているンだと改めて実感した。
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黒髪の白雪姫#ツキミたん同盟(プロフ) - もえさん» ありがとう！！ (2019年2月12日 16時) (
レス) id: 5ea0d9751e (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 黒髪の白雪姫#ツキミたん同盟さん» 本当に、今回もありがとうね(●´ω｀●)歌詞が、良すぎて感動しました！！ (2019年2月12日 16時) (レス) id: 9b318e66e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫#ツキミたん同盟(プロフ) - もえさん» そんなことないよ！もえちゃんの文才があるからこそ私の土素人の歌詞がこんなにも輝いて見えるんだよ！ (2019年2月12日 9時) (レス) id: 5ea0d9751e (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 黒髪の白雪姫#ツキミたん同盟さん» うおおおお！それもこれも、素敵な歌詞を書いてくれた白雪ちゃんのお陰だよおおお！！ (2019年2月11日 21時) (レス) id: 31f193f181 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫#ツキミたん同盟(プロフ) - 凄い…(´TωT`) こんなに素敵なようになるなんて(ToT) (2019年2月11日 21時) (レス) id: 5ea0d9751e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u./hp/mokomokohi4/
作成日時：2019年2月5日 16時
