【学パロ】一目惚れと言う名の恋【中原中也】

#25 ページ27

｢矢っ張り、納得出来ないか？」

校長室で盗み聞きをした後、中也にそう聞かれた私は思わず｢うん………｣と言った。

『先刻、校長先生は、″一週間の猶予を与え、その間反省の意思を見せぬ者は退学処分″って言ったけど………それじゃあなんだか軽い気がして……』

｢成る程な。」

何で、校長先生は″退学処分″という一直線コースを選ばなかったのかが不思議だ。

あの校長先生のことだから、もっと重い罰を与えると思ったのに………

｢ごめん。私、教室に筆箱を忘れちゃったから、先に二人で行っておいてくれないかい？」

『治が忘れ物なんて珍しいね、分かった。』

｢じゃあ、お先に失礼するぞ。」

｢はーい。」

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Aには先刻、″学校側が決めたことだから″と言ったけれど、Aの話を聞いていると矢っ張り納得が行かない。

風間先生に相談してみようかな………ん？あれは、福沢校長？

後ろには、黒縁眼鏡の女性………若しかして来客？

私は、気になって福沢校長の跡をこっそりついていった。

辿り着いた場所は矢っ張り校長室で、福沢校長の後ろにいた女性も校長室に入っていった。

｢気になる………｣

私は先刻みたいにまた、盗み聞きをする体勢を作った。

校長室の扉に耳を当て、校長と先刻いた女性の会話を聞いた。

すると、聞こえてきた会話には………

｢これ以上、私の生徒を虐めの標的にするのはやめてくれないか。」

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お久しぶりです、皆様！！

話も急展開となってきました！！

次はシオンだよ〜( ´艸｀)

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