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#3 ページ4
中也｢お疲れだな｣
A｢ミーティング辛い……助けて｣
Aが俺の背中にドンとへばりついた。
無意識かどうかはさておき、今俺の頼みを聞いてくれるなら"この状況をどうかしてほしい"だ。
中也｢其処で突っ立ってると、帰り遅くなッから行くぞ｣
A｢うん｣
Aはこういう時だけ素直になる。
未だにAのことが良く分からないことがある。
其れは、Aの首に掛かっている鍵のネックレスだ。
本人は"幼い頃に出会った、名前を知らない王子様"というが、俺は信じてねェ。
どうせ、"幼い頃の幻覚か何かだろう?"と思う。
まぁ、こんなことを言ったらAに怒られるから言わねェけどよ………
俺は信じねェからな？そンなこと。
A｢ねぇ中也、彼処で鳩と戯れている人……私知っているんだけど……｣
Aが向いた方向に、俺も少しだけチラッと向いた。
…………太宰だ。
太宰が其処にいるじゃねェかよ。
中也｢A、帰るぞ………A！？｣
Aは気付いたら俺の隣から消えていた。
訂正する＿＿＿＿＿＿Aは一瞬で太宰の所に行っていた。
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作者名：もえ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時：2018年3月11日 9時
