此の世界で君を探し出す【太宰治】

#1 ページ2

貴方は＿＿＿＿＿＿何処に居るの？

貴方の名前を知りたい。

貴方にもう一度会いたい。

────────

家に帰ると、両親とじいが涙目で私を出迎えた。

母親｢A！お帰りなさい！！私、心配したのよ！！｣

父親｢嗚呼、愛しのAや……｣

じい｢Aお嬢様！又一段と成長されまして……!!!｣

最もじいは違う意味で泣いていたけど。

A｢あの……私から離れてくれませんか？流石に暑苦し……うぼっ｣

母親が私に抱き付き、更に泣きながら｢心配したのよぉぉぉ!!｣を連呼していた。

御免、違う意味で煩い。

父親｢A……嗚呼A………!!｣

父親は父親で何だか知らないけどずっと泣きっぱなし。

じい｢うっ……感動です……!!｣

若しかしたらこの家の中で未だ真面なのは、じいかもしれない。

A｢私、そろそろ部屋に戻るね｣

一旦この人達に切りを付けて自分の部屋に戻る。

私の頭の片隅には昨日の彼の男性の事。

ちゃんと彼の眼鏡の人渡してくれたかな………

─────────

【探偵社の皆様】

国木田｢くしゅんっ……風邪か？｣

乱歩｢国木田、誰かに噂されてんじゃ無いのー？｣

国木田｢かもしれませんね……｣

太宰｢国木田君、モテモテー！ヒューヒュー!!｣

国木田｢うぉぉぉらぁぁ！！｣

太宰｢うわー、国木田君こわーい！｣

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• 金　運: ★☆☆☆☆
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