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spade*5 ページ5

こうして、何とか朝のホームルームに間に合った三人とグリムであったが……

「大変なんだゾ!Aとはぐれたんだゾ!!」

「Aとはぐれた!?」

食堂に向かう際にAとはぐれてしまったことに気づいた、エースとデュースとグリム。

「やっべ……油断してた……ちゃんと傍にいとけば良かった……」

「ここに今日初めて来たことになっているAは、きっと今どこかで迷っているかもしれないな……昼食は後だ!手分けして探そう!!」


『どこの世界も、食堂はあんなに混雑するものなのかしら……それより、あの三人はどこに行ったのよ!!さっきまで一緒にいたはずなのに!!』

その頃、エース達とはぐれてしまったAは、独り言をブツブツと呟きながら、自分でもよく分からない場所に行っていた。

『それにしても、ここは本当に広いわね……御伽の国の迷路みたいだわ。』

「おい、そこのお前。」

Aがフラフラと学園内を歩いていると、突然サバナクロー寮の寮生らしき者が、Aに話し掛けた。

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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/  
作成日時:2021年2月12日 22時

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