検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:6,553 hit

spade*15 ページ15

「エース……」

「言っとくけど、オレはお前の為にこんなことを言ったわけじゃないんだからな!仮に二人が付き合ったとしても、オレはAのことが好きなのには変わりねぇし。」

口を尖らせながらブツブツと言ってくるエースに、僕は「エースもAのことが好きなのはよく知ってるよ」と、言ってオンボロ寮へと向かった。

大丈夫だ。まだ、門限の時間ではない。

今から走れば、Aの所へ絶対に行ける。

オンボロ寮に着いて、Aに会ったらまず──


『デュース……!こんな時間にどうしたの?!』

「A、さっきの言葉は取り消しだ。無かったことにしてくれないか?僕は──Aのことが本気で好きだ。」

あの日以来の告白を、彼女にする。


『さっき気づいたんだけどね……私も、デュースのことが好きなの、だから……私と付き合ってくれませんか?』

「狡いな……僕が言おうとした言葉を先に言われちゃったよ。」


三角関係から生まれたこの恋の結末は、とても優しくて時に甘い……そんな結末でした。

END

後書き→←spade*14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/  
作成日時:2021年2月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。