【学パロ】私と一匹狼君っ！【中原中也】

一匹狼と班決め ページ14

｢今から、今度行く林間学校の班決めをしたいと思う。自由に班決めをして良いが、一人だけ除け者とかは止めるように。｣

班決めの時間がやってきた。

私は、太宰君とその他の人達と班になることになったけど……中原君は、どうするんだろう。

って……何で私、中原君のこと考えちゃっているの！？

｢中原、お前も何処かの班に入れ。おーい笠原、中原をそこの班に入れても良いか？｣

『えっ、あっ……はい……良いですよ……』

織田先生にそう言われたら、断ることなんて出来ない。

あー……どうしよう……とっても気まずいよ……


｢笠原｣

放課後──生徒会室に行く前に突然織田先生に呼び止められた。

『織田先生……どうかしましたか？』

｢本当に、班はアレで良かったのか？最近、中原と笠原が仲良くしているように見えたから、つい笠原に中原を押し付ける形になってしまったが……｣

織田先生……気にしていたんだ、中原君のこと。

『いえ、大丈夫です。そんなに気にしないで下さい！』

私は、笑いながら織田先生に言った。

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