173話 【会いたい】 ページ32
--Aside--
烏繋「あぁ...すまねぇな、先生。」
武「いいえ。 なにかあったら、いつでも呼んでください。」
...ん...この声…….
繋にぃ...と、武ちゃん...?
私...男の子を助けて...
海に...
烏繋「何もできねぇ自分に腹が立つ。」
何言ってるの……繋にぃ……
そんなに自分を責めないでよ...。
私がまた、繋にぃに心配かけちゃったんだよね。
私が繋にぃに、そんな言葉を言わせたんだ。
烏繋「A...。」
繋にぃが私の名前を呼んだあと、私の手に温もりを感じた
繋にぃの手……
あったかい...
烏繋「ごめんな...。」
繋にぃのこんな声は聴きたくないよ。
早く繋にぃを安心させてあげなきゃ...。
それに...
-----A-----
早く...貴大先輩にも会いたい...。
あの人の...声が聴きたい...。
そう思った瞬間、私の手に力がはいる
烏繋「ッ...A?!」
『...け...い...にぃ...。』
烏繋「ッ!!」
ゆっくりと瞼を開け、目に映ったのは
涙を流す繋にぃだった...。
『泣かないでよ。』
烏繋「ッ...A...大丈夫なのか?」
『もぅ...大丈夫だよ。』
だから...いつもの繋にぃに戻ってよ。
“心配させんじゃねぇ”って、怒鳴ってよ。
繋にぃの、心配そうに私を見る顔は見たくないよ。
『...お...はよ...繋にぃ...。(ニコ』
私がそう言うと、繋にぃは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに“フッ”と吹き出し、笑顔を見せてくれた
烏繋「“おはよ”じゃねぇよ...もぅ日が暮れてんだよ。」
『そうなんだ...じゃあ、起きないとね。』
私がゆっくり体を起こすと、すかさず繋にぃが私の背中を支えてくれた。
烏繋「まだ横に...『大丈夫だよ。』...でも…。」
まだ少し体は重たいけど...
早くみんなの顔が見たい...。
きっと心配かけちゃったから...。
それに...海に落ちた時...
本当はとても怖かった...。
とても暗くて...冷たくて...
周りには何もなくて...
1人はすごく寂しいって思ったんだ...。
だから早く...私の大事な人達に...
会いたい...。
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夢ぽん - ほんと面白いです!更新待ってます!! (2018年3月1日 6時) (レス) id: 66db2e0f8f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜叉(プロフ) - きぃさん» きぃさん、コメントありがとうございます。スミマセン、カメ更新で。できる限り頑張ろうと思います。 (2017年12月25日 23時) (レス) id: 752f8bbbdb (このIDを非表示/違反報告)
きぃ(プロフ) - 続きがきになりますので、更新頑張ってください! (2017年12月25日 23時) (レス) id: 6953351f31 (このIDを非表示/違反報告)
毬江(プロフ) - 黒夜叉さん» どういたしましてです。『ありごとうござあます』になってますけど、大丈夫ですか?誤字は誰にでもあるミスなので気にしない方がいいですよ。ボケでやってましたらすみません。ボケ殺し山飛雄くんと同類なんです… (2017年8月23日 23時) (レス) id: 55cebcf30e (このIDを非表示/違反報告)
黒夜叉(プロフ) - 毬江さん» コメントありごとうござあますm(_ _)m間違いです。教えてくれてありがとうございますm(_ _)m訂正しておきますm(_ _)m (2017年8月22日 9時) (レス) id: 752f8bbbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夜叉 | 作成日時:2017年2月2日 15時