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「あっはははははははは！！」
「やめて、ちょっ、笑わないで！」
「だって！天使に勘違いされるって！！
面白すぎます！！しかもあれは完全に惚れてますよ！！
天使、天使って、ゲホッ、ゲホッ」
見たことないくらい大笑いする雪と、頭を抱えるA。
雪は笑いすぎて咳き込んでいるが、それでも笑いは止まらない。
「よ、様子見に来てみたら、天使に間違われて、
しかも少年二人の心を奪ってて、うふ、笑うなって云う方が無理が…あははは！」
「否定した！でも…多分あれは信じてない…」
「あははははは！！もうやめてくださいよぉ！！」
雪は真っ赤な彼岸花の真ん中で笑い転げている。
Aは心を奪ってしまった少年二人をなんとか大人しくさせ、
教会の外で雪に相談したのだが、恥を忍んで事の次第を話した瞬間これである。
「…とりあえず、目が覚めて良かった。
でもいつまでもここに置いておく訳には行かない」
「ゲホッ、ゲホッ…あー、久しぶりにここまで笑いました。
まあ、怪我が完治するまではこちらに居ませんと。
あちらの時代の森さんに宜しく頼むと云われてしまってますし」
ここは確かに人目につかないが、便利とはいえない。
「探偵社で保護するのはどうです？」
「いや…それはなるべく避けたい。
なんというか…面倒なことになる気がする」
「いっそポートマフィアで預かっていただくのは？」
「うーん…マフィアに借りを作るのはちょっと…」
「あぁ、貴女マフィアから今もスカウトかかってますものね」
「特務課や政府にバレるのも避けたい」
「でも街に出たらその危険は高まりますよ」
「大丈夫」
雪はあら、と首をかしげる。
Aは、凛とした声で告げた。
「何があっても、私が守るから」
雪は目を見開いた。
彼女もおそらく政府から目をつけられているだろうに、
躊躇いもなく他人を守ると云うのだ。
「成る程…慥かに貴女は」
「Aさん」
後ろから気配もなく抱きつかれる。
雪は抱きついている少年、太宰を見てクスリと笑う。
「良いでしょう、隠れ家を提供します。
そこでゆっくり怪我を治してくださいね」
雪は去り際、太宰を見てクスクスと笑った。
「天使様、大切にしてくださいね」
そう残して。
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シア - 続き楽しみにしてます！！ (1月4日 15時) (
レス) @page50 id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - もこすけさんが戻って来てくれたら嬉しいです‼‼‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - この作品はとても面白くて大好きです‼‼‼‼特に猟犬との絡みが見ててとても面白くて楽しいです‼‼‼‼文章力がとても高いので作品に引き込まれます！最近はこの作品をモチベーションにして頑張っています‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
絵の具セット - 番外編もめちゃくちゃ面白いしキュンキュンします！！これからもがんばってください！！！更新再開待ってます！！ (2023年4月10日 20時) (レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - とっても面白かったです！続きまってます！ (2023年4月8日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこすけ
| 作成日時：2019年10月13日 19時
