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敦はオロオロと困った顔をして、芥川は「ざまあ」とあくどい顔をしながら退場した。
残されたのは、柱に囲まれたAとにっこり笑顔の産屋敷のみ。
「A、鬼殺隊に手を貸してくれるかな」
事情を説明したあと、産屋敷はそう云った。
副音声で「貸してくれるよね」と聞こえた気がする。
多分この人は太宰と似た属性だろう。
「おら、早く返答しろ」風柱
「鬼操れるなんてド派手じゃねぇか！」音柱
「ねぇ、どこまで操れるの」霞柱
「何故今まで黙っていた」蛇柱
「凄いわ！異能ってそんなことも出来るのね！」恋柱
「あとで私の研究に付き合ってくれませんか？」蟲柱
「南無阿弥陀仏…なんと面妖な力だ…」岩柱
「…(そんなすごい力を持つ者と)俺は関係ない」水柱
「うむ！護身術なら俺が教えてやろう！！」炎柱
入ること前提で彼らは圧迫面接をしてくる。
既に彼らはAが一般人でないと知っているので容赦なんてしない。
『あ、これもう逃げられないやつだ』
シラを切り倒す作戦は無理だと判った。
そんなAの答えは、彼らが望んだものであり、太宰がこの場にいたら「太宰さん許しませんよ！！」というものだった。
「協力者になることが決定したよありがとう」
圧迫面接こと柱合会議が終わった後、Aは蝶屋敷で三人娘に虎の手をもふもふされていた敦、
ではなくその横で羅生門を炭治郎達に披露している芥川に殴りかかった。
ひらりと避けられ、額に青筋が浮かぶ。
「Aさん！さっきはすみません！！怪我はしてませんか！」
「炭治郎君、貴方の頭突きはもういいからその黒いのを殴らせて」
「貴様の胃に穴を開けてやろうと思っただけだ」
「お前いつか絶対八つ裂きにするからな」
「芥川！Aちゃん煽るなよ！！」
ようやく落ち着いた頃、Aは地の底を這うような声で二人に云い放つ。
「ヨコハマに一刻も早く帰る為、異空間操作系の鬼を探す。
いいか、絶対に、なにがあっても、捕まえろ」
Aの目は本気だった。
その時、無限城にいたある鬼はぶるりと肌を震わせる。
「？」
知らないうちに狙われた鳴女は首を傾げて琵琶を鳴らした。
「鬼を操って味方同士で戦わせれば良くないか」
そんなえげつない発言をしたAと、のちに鬼から虎と禍犬と恐れられる二人がヨコハマに帰れるのはいつになるのか。
「貴様鬼だな」
「人間だよ」
それは誰にも判らない。
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シア - 続き楽しみにしてます！！ (1月4日 15時) (
レス) @page50 id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - もこすけさんが戻って来てくれたら嬉しいです‼‼‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - この作品はとても面白くて大好きです‼‼‼‼特に猟犬との絡みが見ててとても面白くて楽しいです‼‼‼‼文章力がとても高いので作品に引き込まれます！最近はこの作品をモチベーションにして頑張っています‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
絵の具セット - 番外編もめちゃくちゃ面白いしキュンキュンします！！これからもがんばってください！！！更新再開待ってます！！ (2023年4月10日 20時) (レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - とっても面白かったです！続きまってます！ (2023年4月8日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこすけ
| 作成日時：2019年10月13日 19時
